ファイルアンチウイルスでのヒューリスティック分析の使用
ファイルアンチウイルスは、「シグネチャ分析」と呼ばれる技術を使用します。ファイルアンチウイルスのシグネチャ分析では、検知されたオブジェクトと定義データベース内のレコードが照合されます。Kaspersky Lab のエキスパートの推奨に従い、シグネチャ分析は常に有効になっています。
保護の有効性を高めるには、ヒューリスティック分析を使用します。ファイルアンチウイルスのヒューリスティック分析では、オペレーティングシステムにおけるオブジェクトの動作が分析されます。ヒューリスティック分析を使用することで、定義データベースに現在レコードが存在しない新しい悪意のあるオブジェクトを検知できます。
ファイルアンチウイルス処理でのヒューリスティック分析の使用方法を設定するには:
- Kaspersky Security Center 管理コンソールを開きます。
- コンソールツリーの[管理対象デバイス]フォルダーで、対象とする保護された仮想マシンが所属する管理グループと同じ名前のフォルダーを開きます。
- 作業領域で、[ポリシー]タブを選択します。
- ポリシーのリストから Light Agent for Linux ポリシーを選択し、ダブルクリックしてポリシーのプロパティウィンドウを開きます。
- Light Agent for Linux ポリシーのプロパティウィンドウで、左のリストから[ファイルアンチウイルス]を選択します。
ウィンドウの右側に、ファイルアンチウイルスの設定が表示されます。
- [セキュリティレベル]セクションの[設定]をクリックします。
[ファイルアンチウイルス]ウィンドウが開きます。
- [ファイルアンチウイルス]ウィンドウの[パフォーマンス]タブにある[スキャン方法]セクションで、次のいずれかの操作を行います:
- ファイルアンチウイルスでヒューリスティック分析を使用する場合は、[ヒューリスティック分析]をオンにして、スライダーでヒューリスティック分析のレベルを設定します:[低]、[中]、[高]のいずれかに設定します。
- ファイルアンチウイルスでヒューリスティック分析を使用しない場合は、[ヒューリスティック分析]をオフにします。
- [ファイルアンチウイルス]ウィンドウで[OK]をクリックします。
- [適用]をクリックします。
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