複合ファイルのスキャン

ウイルスやその他のマルウェアの隠蔽には、アーカイブやデータベースなどの複合ファイルに埋め込む技術が一般的に使用されています。このような方法で隠されているウイルスやその他のマルウェアを検知するためには、複合ファイルを解凍する必要がありますが、スキャンの速度が低下する場合があります。スキャンする複合ファイルの種別を限定することで、スキャンを高速化できます。

複合ファイルのスキャンを設定するには:

  1. Kaspersky Security Center 管理コンソールを開きます。
  2. コンソールツリーの[管理対象デバイス]フォルダーで、対象とする保護された仮想マシンが所属する管理グループと同じ名前のフォルダーを開きます。
  3. 作業領域の[タスク]タブを選択します。
  4. ポリシーのリストから Light Agent for Windows ウイルススキャンポリシーを選択し、次のいずれかの方法でタスクのプロパティウィンドウを開きます:
    • ダブルクリックします。
    • 右クリックしてタスクのコンテキストメニューを表示し、[プロパティ]を選択します。
    • タスクリストの右にあるタスク設定セクションで[タスクの設定]をクリックします。
  5. Light Agent for Windows ウイルススキャンタスクのプロパティウィンドウで、左のリストから[設定]を選択します。

    タスクの設定が、ウィンドウの右側に表示されます。

  6. セキュリティレベル]セクションの[設定]をクリックします。

    ウイルススキャン]ウィンドウが開きます。

  7. ウイルススキャン]ウィンドウの[範囲]タブにある[複合ファイル]セクションで、スキャンする複合ファイルの種別に対応するチェックボックスをオンにします。圧縮ファイル、自己解凍圧縮ファイル、OLE 埋め込みオブジェクト、メール形式ファイル、パスワードで保護された圧縮ファイルから選択できます。
  8. 詳細]をクリックします。

    複合ファイル]ウィンドウが開きます。

  9. サイズ制限]セクションで、次のいずれかの操作を行います:
    • サイズの大きい複合ファイルを解凍する場合は、[大きな複合ファイルをスキャンしない]をオフにします。
    • 大きな複合ファイルを解凍しない場合は、[大きな複合ファイルをスキャンしない]をオンにし、[最大サイズ]に任意の値を入力します。

      ファイルのサイズが[最大サイズ]の値を超えている場合、そのファイルはサイズの大きいファイルに分類されます。

    アーカイブから展開される大きなサイズのファイルは、[大きな複合ファイルをスキャンしない]がオンになっているかどうかに関係なくスキャンされます。

  10. 複合ファイル]ウィンドウで[OK]をクリックします。
  11. ウイルススキャン]ウィンドウで[OK]をクリックします。
  12. 適用]をクリックします。
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