対話モードでの Light Agent for Linux のインストール

Light Agent for Linux をインストールする仮想マシンのオペレーティングシステムで fanotify 機能がサポートされていない場合、インストールを開始する前に、オペレーティングシステムカーネルのソースコードが仮想マシンにダウンロードされていることと、コンパイルパッケージ(gcc、binutils、glibc、glibc-devel、make、ld)がインストールされていることを確認してください。

対話モードでコマンドラインから Light Agent for Linux をインストールするには、次のコマンドによってインストールスクリプトを開始します:

# sh lightagent-5.1.X-X-bundle.sh

5.1.X-X は製品のバージョン番号です。

それにより、インストールスクリプトが次の手順を実行します:

  1. Kaspersky Security Center ネットワークエージェントをインストールします。

    必要なバージョンのネットワークエージェントが既にインストールされている場合、このステップはスキップされます。

    ネットワークエージェントがインストールされたら、初期設定を行う必要があります。

  2. Light Agent for Linux をインストールします。

    Light Agent for Linux がインストールされたら、初期設定を行う必要があります。

ネットワークエージェントの初期設定を行うには:

  1. コマンドラインで、ディレクトリ「/opt/kaspersky/klnagent64/lib/bin/setup/」のスクリプト postinstall.pl を実行します。
  2. Kaspersky Security Center 管理サーバーがインストールされているコンピューターの IPv4 形式による IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名(FQDN)を指定します。
  3. 必要に応じて、次の設定の既定の値を変更できます:
    • ネットワークエージェントを管理サーバーに接続するために使用するポート番号と SSL 証明書を使用した接続で使用するポート番号。
    • 管理サーバーへの接続で SSL 接続を使用できるかどうか。
    • 接続ゲートウェイを経由して管理サーバーに接続できるかどうか。

Kaspersky Security Center ネットワークエージェントのインストールと設定に関する詳細は、Kaspersky Security Center のオンラインヘルプを参照してください。

Light Agent for Linux を初期設定するには:

  1. コマンドラインで、ディレクトリ「/opt/kaspersky/lightagent/bin/」のスクリプト lightagent-setup.pl を実行します。
  2. お客様とカスペルスキーとの間で締結する使用許諾契約書およびデータの処理と転送を記述したプライバシーポリシーを読みます。これを行うには、Enter を押します。表示を終了するには、q キーを使用します。

    Kaspersky Security for Virtualization 5.1 Light Agent の使用許諾契約書に記載された使用に関する諸条項は、Kaspersky Security の次のアップデートにも適用されます:5.1.1、5.1.2、5.1.3。

    使用許諾契約書とプライバシーポリシーの条件に同意する場合、表示モードを終了したのち yes(または y)を入力します。

    Light Agent for Linux の初期設定を続行するには、使用許諾契約書とプライバシーポリシーの条件に同意する必要があります。

  3. Kaspersky Security Center に送信される Light Agent for Linux イベントの言語を ID で指定します(ruenfrdezh-Hanszh-Hantja)。

    初期設定スクリプトの既定では、言語 ID が en に設定されます。Enter を押すと、イベントに英語が使用されます。または別の言語 ID を指定します。

  4. 初期設定スクリプトは、オペレーティングシステムで fanotify 技術がサポートされているかチェックします。
    • オペレーティングシステムで Fanotify 技術がサポートされている場合、初期設定スクリプトは Light Agent for Linux の設定に進みます。
    • オペレーティングシステムで fanotify 機能がサポートされていない場合、ファイルシステムオブジェクトに対する処理を実行できるように、Linux オペレーティングシステムのカーネルモジュールをコンパイルする必要があります。カーネルモジュールのコンパイルを実行する場合は、事前にオペレーティングシステムカーネルのソースコードが既定のディレクトリに配置されていることを確認するか、カーネルのソースコードのあるパスを別途指定するようにしてください。

      初期設定スクリプトが既定のディレクトリでオペレーティングシステムカーネルのソースコードを検出した場合、そのディレクトリのパスが画面に表示されます。Enter キーを押してそのパスを確定させるか、別のパスを指定します。初期設定スクリプトが、仮想マシンの Linux オペレーティングシステムカーネルモジュールのコンパイルを開始します。

初期設定スクリプトが Light Agent for Linux を設定します。設定中にエラーが発生した場合、その情報が画面に表示されます。

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