SVM を導入するハイパーバイザーの選択

このステップでは、SVM を導入するハイパーバイザーを選択します。

Nutanix Acropolis プラットフォームでの仮想インフラストラクチャの保護は、Kaspersky Security の次のアップデートでのみサポートされています:5.11、5.12、5.13。

仮想インフラストラクチャのハイパーバイザーに導入された SVM がない場合、ハイパーバイザーのリストは空です。仮想インフラストラクチャのハイパーバイザーに既に SVM が導入されている場合、表にそのハイパーバイザーとそこに導入されている SVM のリストが表示されます。SVM を導入するハイパーバイザーをリストに追加できます。

リストにハイパーバイザーを追加するには:

  1. 追加]をクリックします。

    仮想インフラストラクチャの接続設定]ウィンドウが表示されます。

  2. SVM を導入するハイパーバイザーに SVM 管理ウィザードを接続する設定、またはハイパーバイザーを管理する仮想インフラストラクチャ管理サーバーに SVM 管理ウィザードを接続する設定を指定します:
    • ハイパーバイザーまたは仮想インフラストラクチャ管理サーバーの種別。
    • ハイパーバイザーのアドレス、またはハイパーバイザーを管理する仮想インフラストラクチャ管理サーバーのアドレス。

      ハイパーバイザーまたは仮想インフラストラクチャ管理サーバーのアドレスは、IPv4 形式による IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名(FQDN)で指定します。ハイパーバイザーの IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名が複数ある場合は、セミコロンまたはスペースで区切るか、あるいは 1 行ずつ新しい行に入力して指定します。

      ハイパーバイザーまたは仮想インフラストラクチャ管理サーバーへの接続に使用するポートの指定は、次の形式でも可能です:<IP アドレス>:<ポート番号>。

      Windows フェールオーバークラスタリングサービスによって管理されているハイパーバイザークラスターの一部である Microsoft Windows Server(Hyper-V)ハイパーバイザーに本製品をインストールする場合、任意のクラスターノードのアドレスを指定できます。クラスターを構成するすべてのハイパーバイザーがリストに追加されます。

      リンクモードの VMware vCenter Server で管理されている VMware ESXi ハイパーバイザーに本製品をインストールする場合、任意の VMware vCenter Server のアドレスを指定できます。リンクモードの VMware vCenter Server で管理されているすべてのハイパーバイザーがリストに追加されます。

      Microsoft SCVMM で管理されているハイパーバイザーに本製品をインストールする場合、Microsoft SCVMM への接続設定を指定できます。Microsoft SCVMM で管理されているすべてのハイパーバイザーがリストに追加されます。

      正しく認識されたアドレスの数が、アドレスリストの下に表示されます。

    • ウィザードをハイパーバイザーまたは仮想インフラストラクチャ管理サーバーに接続する時に使用したアカウント名とパスワード。このアカウントは管理者用の権限を持っています。

      ドメインアカウントを使用してハイパーバイザーまたは仮想インフラストラクチャ管理サーバーに接続する場合は、アカウント名を <ドメイン>\<ユーザー名> または <ユーザー名>@<ドメイン> の形式で指定できます。

  3. SVM を導入するハイパーバイザーが VMware ESXi、Citrix XenServer、KVM、Proxmox VE、R-Virtualization、HUAWEI FusionCompute CNA、Nutanix AHV の場合、製品の動作中に Integration Server を仮想インフラストラクチャに接続するためには、読み込み専用権限を持つアカウントを使用してください。[読み取り専用権限を持つアカウント]をオンにして、Integration Server が仮想インフラストラクチャへの接続に使用するアカウントの名前とパスワードを指定します。

    チェックボックスをオフにすると、Integration Server は管理者権限を持つアカウントを使用して、仮想インフラストラクチャに接続します。

    Microsoft Windows Server(Hyper-V)ハイパーバイザーに SVM を導入する場合、Integration Server を仮想インフラストラクチャに接続するためには、管理者権限のあるアカウントのみを使用できます。

  4. 接続]をクリックします。

    仮想インフラストラクチャの接続設定]ウィンドウが閉じられます。選択したハイパーバイザーと仮想インフラストラクチャ管理サーバーがリストに追加され、接続の確立が試行されます。

    Microsoft Windows Server(Hyper-V)ハイパーバイザーを除いて、接続しようとしているすべてのハイパーバイザーと仮想インフラストラクチャ管理サーバーが偽装されていないかどうかが検証されます。Microsoft Windows Server(Hyper-V)ハイパーバイザーに対しては、こうした信頼性は検証されません。

    ハイパーバイザーまたは仮想インフラストラクチャ管理サーバーが偽装されていないことを検証するために、それぞれの SSL 証明書または公開鍵のフィンガープリントが取得、検証されます。

    取得した証明書が信頼できるかどうかを検証できない場合、[セキュリティシステム警告]ウィンドウにメッセージが表示されます。取得した証明書の詳細を表示するには、このウィンドウのリンクをクリックします。証明書が組織のセキュリティ要件に準拠している場合、証明書が信頼できることを承認して、ハイパーバイザーまたは仮想インフラストラクチャ管理サーバーに接続し続けることができます。この操作を実行するには、[証明書が認証済みであるとみなす]をクリックします。取得した証明書が、信頼される証明書として、Kaspersky Security Center 管理コンソールがインストールされているコンピューターにインストールされます。証明書が正しいものでない場合は、[セキュリティシステム警告]ウィンドウで[キャンセル]をクリックして接続を切断し、新しい証明書で現在の証明書を置き換えることができます。

    取得した公開鍵が信頼できるかどうかを検証できない場合、[公開鍵のフィンガープリントの確認]ウィンドウにメッセージが表示されます。公開鍵の信頼性を承認し、ハイパーバイザーへの接続を続行する場合、[公開鍵が認証済みであるとみなす]をクリックします。公開鍵が、Kaspersky Security Center の管理コンソールがインストールされているコンピューターに保存されます。公開鍵が正しいものでない場合は、[公開鍵のフィンガープリントの確認]ウィンドウで[キャンセル]をクリックして接続を切断できます。

    ハイパーバイザーまたは仮想インフラストラクチャ管理サーバーとの接続を確立できない場合、接続エラーに関する情報が表に示されます。

表には、ハイパーバイザーと以前にハイパーバイザーに導入された SVM に関する次の情報が表示されます:

ハイパーバイザーまたは仮想インフラストラクチャ管理サーバーのリスト内を検索できます。[名前]列の値に応じて検索が実行されます。[検索]フィールドに文字を入力すると、検索が開始されます。検索条件と一致するハイパーバイザーと仮想インフラストラクチャ管理サーバーのみがリストに表示されます。検索結果をリセットするには、[検索]フィールド内の文字を削除します。

リストの上にある[更新]を使用して、表内のハイパーバイザーのリストを更新できます。リストにハイパーバイザーまたは仮想インフラストラクチャ管理サーバーを追加すると、すぐに該当するハイパーバイザーまたは仮想インフラストラクチャ管理サーバーの SSL 証明書がチェックされます。

名前]列のボタンを使用すると、次のことができます:

SVM を導入するハイパーバイザーを選択するには:

  1. 表で、SVM を導入するハイパーバイザーの名前の左にあるチェックボックスをオンにします。

    SVM 導入制限のないハイパーバイザーを選択できます。

    SVM を Nutanix AHV ハイパーバイザーとその他の種別のハイパーバイザーに同時に導入することはできません。Nutanix AHV ハイパーバイザーまたはその他の種別のハイパーバイザーのいずれかを選択してください。

  2. 複数のハイパーバイザーでの SVM のパラレルデプロイメントを許可するには、[N 個のハイパーバイザーのパラレルデプロイメントを許可]をオンにします。

ウィザードの次のステップに進みます。

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