Kaspersky Security for Windows Server はインストール中に Kaspersky Security サービス(KAVFS)を Windows に登録し、オペレーティングシステムの起動時に機能コンポーネントを内部で起動できるようにします。Kaspersky Security サービスの管理を介して第三者によって保護対象デバイスのアプリケーション機能やセキュリティ設定にアクセスされるリスクを低下させるために、ローカルのアプリケーションコンソールや管理プラグインから Kaspersky Security サービスを管理する権限を制限することができます。
既定では、Kaspersky Security サービスを管理するためのアクセス権限は、保護対象デバイスで「管理者」グループに登録されているユーザー、読み取り権限を持つ SERVICE および INTERACTIVE のグループ、および読み取りと実行権限を持つ SYSTEM のグループに付与されます。
SYSTEM アカウントを削除したり、このアカウントの権限を編集したりすることはできません。SYSTEM アカウント権限を編集する場合、変更を保存する時に、最大限の権限が回復されます。
[編集権限]レベルの機能へのアクセス権限を持つユーザーは、保護対象デバイスに登録されているその他のユーザー、またはドメインに含まれているユーザーに対して、Kaspersky Security サービスを管理するためのアクセス権を付与できます。
Kaspersky Security サービスの管理のため、Kaspersky Security for Windows Server のユーザーまたはユーザーのグループに対し、次のいずれかの設定済み Kaspersky Security for Windows Server アクセス権限レベルを選択できます:
特定の Kaspersky Security for Windows Server 機能へのアクセスを許可または拒否するように、高度なアクセス権限を指定することもできます(以下の表を参照)。
ユーザーまたはグループのアクセス権限を手動で設定した場合、該当のユーザーまたはグループには[特殊なアクセス許可]のアクセスレベルが設定されます。
Kaspersky Security for Windows Server の各種機能に対するアクセス権限の限界設定
機能 |
説明 |
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サービスの設定の表示 |
Kaspersky Security サービスの全般的な設定とユーザー権限を表示できます。 |
Service Control Manager からのサービスステータスの要求 |
Microsoft Windows のサービスコントロールマネージャーから Kaspersky Security サービスの実行ステータスを要求できます。 |
サービスからのステータスの要求 |
Kaspersky Security サービスからサービスステータスを要求できます。 |
依存するサービスのリストの読み込み |
Kaspersky Security サービスが依存するサービス、および Kaspersky Security サービスに依存するサービスのリストを表示できます。 |
サービスの設定の編集 |
Kaspersky Security サービスの全般的な設定とユーザー権限を表示、変更できます。 |
サービスの開始 |
Kaspersky Security サービスを開始できます。 |
サービスの停止 |
Kaspersky Security サービスを停止できます。 |
サービスの一時停止 / 再開 |
Kaspersky Security サービスの一時停止と再開ができます。 |
権限の読み取り |
Kaspersky Security サービスのユーザーのリストと、各ユーザーのアクセス権限を表示できます。 |
権限の編集 |
以下の操作を実行できます:
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サービスの削除 |
Microsoft Windows のサービスコントロールマネージャーで Kaspersky Security サービスを登録解除できます。 |
サービスへのユーザー定義要求 |
Kaspersky Security サービスへユーザー要求を作成して送信できます。 |