ベースラインに基づくファイル変更監視タスクの管理:KAVSHELL FIM /BASELINE

KAVSHELL FIM /BASELINE コマンドを使用して、アプリケーション起動コントロールタスクが DLL モジュールの読み込みを実行、監視するモードを設定できます。

コマンドの実行にパスワードが必要になることがあります。現在のパスワードを入力するには、[/pwd:<パスワード>] を使用します。

KAVSHELL FIM /BASELINE コマンドの構文

KAVSHELL FIM /BASELINE [/CREATE: [<監視範囲> | /L:<監視範囲のリストを含む TXT ファイルへのパス>] [/MD5 | /SHA256] [/SF]] | [/CLEAR [/BL:<ベースライン ID> | /ALIAS:<既存のエイリアス>]] | [/EXPORT:<TXT ファイルへのパス> [/BL:<ベースライン ID> | /ALIAS:<既存のエイリアス>]] | [/SHOW [/BL:<ベースライン ID> | /ALIAS:<既存のエイリアス>]] | [/SCAN [/BL:<ベースライン ID> | /ALIAS:<既存のエイリアス>]] | [/PWD:<パスワード>]

KAVSHELL FIM /BASELINE コマンドの例

ベースラインを削除するには、次のコマンドを実行します:

KAVSHELL FIM /BASELINE /CLEAR /BL:<ベースライン ID>

コマンドラインのパラメータを使用して、ベースラインファイル変更監視タスク設定を設定できます(次の表を参照)。

KAVSHELL FIM/ BASELINE コマンドラインのパラメータとオプション

パラメータとオプション

説明

/CREATE

新しいベースラインに基づくファイル変更監視タスクを作成します。

ベースラインを作成するため、Kaspersky Security for Windows Server によって新しいベースラインに基づくファイル変更監視タスクが開始されます。

/L

監視領域のリストを含む TXT ファイルへのパスを指定します。

/MD5

チェックサムを計算するための MD5 アルゴリズムを指定します(オプションのパラメータ)。

/MD5 パラメータを /SHA256 と一緒に使用することはできません。

既定では、MD5 アルゴリズムが使用されています。

/SHA256

チェックサムを計算するための SHA256 アルゴリズムを指定します(オプションのパラメータ)。

/SHA256 パラメータを /MD5 と一緒に使用することはできません。

既定では、MD5 アルゴリズムが使用されています。

/SF

ベースラインに基づくファイル変更監視タスクの範囲のすべてのサブフォルダーが含まれます(オプションのパラメータ)。

既定では、すべてのサブフォルダーがベースラインに基づくファイル変更監視タスクの範囲から除外されます。

/CLEAR

指定された <ベースライン ID> を持つベースライン、または指定された <既存のエイリアス> を持つタスクのベースラインを削除します。

<ベースライン ID> または <既存のエイリアス> のいずれも指定されていない場合は、すべてのベースラインを削除します。

オプションのパラメータ。

/BL

ベースラインの一意の ID を指定します(オプションのパラメータ)。

/EXPORT

TXT ファイルのすべてのベースラインに関するデータをエクスポートします。

/SHOW

すべてのベースライン関するデータを表示します。

/SCAN

指定された <ベースライン ID> または指定された <既存のエイリアス> を持つ新しいベースラインに基づくファイル変更監視タスクを開始します。

/ALIAS

既存のタスクの名前、または新しいタスクの名前を指定します。

<監視範囲>

ベースラインに基づくファイル変更監視タスクの範囲に含めるファイルまたはフォルダーを指定します。

このパラメータにより、1 つの領域のみを指定できます。

<監視領域のリストを含む TXT ファイルへのパス>

監視領域のリストを含む TXT ファイルへのパスを指定します。

ファイルは UTF-8 でエンコードされ、監視領域へのそれぞれのパスは別の行で指定する必要があります。

<TXT ファイルのパス>

すべてのベースラインに関するデータのエクスポート先となるファイルのパスを指定します。

<ベースライン ID>

ベースラインの一意の ID を指定します。

/SHOW パラメータを使用して、ベースラインの ID を学習できます。

<既存のエイリアス>

既存のタスクの名前を指定します。

<新しいエイリアス>

新しいタスクの名前を指定します。

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