Kaspersky Web Traffic Security は、プロキシサーバーを通過する HTTP、HTTPS、および FTP のトラフィックをスキャンします。
Kaspersky Web Traffic Security がインストールされているすべてのサーバーはクラスターというグループにまとめられます。クラスターには、マスターサーバー、ワーカーサーバー、スレーブサーバー(使用している場合)が含まれます。
プロキシサーバーはすべてのユーザー要求を、ICAP プロトコルを使用してワーカーサーバーに送信します。Kaspersky Web Traffic Security は、マスターサーバーまたはスレーブサーバーから受信したトラフィック処理ルールを使用して要求をスキャンします。その後、本製品はスキャンの結果をプロキシサーバーに送信します。インターネットリソースへのアクセスが許可される場合、プロキシサーバーは要求をインターネットに送信します。要求への応答は、プロキシサーバーを経由してワーカーサーバーにも送信され、トラフィック処理ルールに従ってスキャンされます。スキャンの結果として、ユーザーは要求されたインターネットリソースへのアクセスが許可されるか、アクセス拒否テンプレートが表示されます。
製品動作スキームを以下の図に示します。
ロードバランシングのない製品動作
多数のワーカーサーバーを使用する場合、HAProxy ロードバランシングの使用を推奨します。この場合、HAProxy は設定済みのロードバランシング方法を使用して、スキャン要求が送信されるワーカーサーバーを決定します。その後のトラフィック処理手順は、ロードバランシングなしの場合の操作と変わりません。
ロードバランシングのある製品動作
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