分散型連携スキームについて

Kaspersky CyberTrace では、分散型の Splunk 環境がサポートされます。分散型 Splunk 環境での連携スキームは、分散型連携スキームと呼ばれます。

分散型連携スキームで使用されるアプリとサービスについて

分散型連携スキームでは、Kaspersky CyberTrace は以下の 2 つのアプリと 1 つのサービスに分類されます:

連携スキームのバリアントについて

分散型連携スキームの以下のバリアントは、Kaspersky CyberTrace とお使いの分散型 Splunk 環境を連携するための一般的なアプローチを示しています。お使いの分散型 Splunk 環境がどのように構成されているかによって、これらのバリアントを変更する、または組み合わせることが必要な場合があります。

単一 Indexer と複数 Forwarder のバリアント

Splunk との分散型連携の図。単一 Indexer と複数 Forwarder のバリアント。

単一 Indexer と複数 Forwarder

単一 Indexer と複数 Forwarder のバリアントでは、複数の Heavy Forwarder または Universal Forwarder がイベントを受信し、Kaspersky CyberTrace サービスにイベントを直接転送します。これらの Forwarder は、(それぞれの種別の)Forwarder App を使用する必要があります。Forwarder の 1 つが Kaspersky CyberTrace サービスから一致データを受信します。Forwarder は一致データを Indexer に送信し、Indexer は、Kaspersky CyberTrace for Splunk Search Head App が使用する main インデックスにその一致データを保管します。

複数 Indexer と複数 Forwarder のバリアント

複数 Indexer と複数 Forwarder のバリアントでは、複数の Heavy Forwarder または Universal Forwarder がイベントを受信し、Kaspersky CyberTrace サービスにイベントを直接転送します。これらの Forwarder は、(それぞれの種別の)Forwarder App を使用する必要があります。Forwarder の 1 つが Kaspersky CyberTrace サービスから一致データを受信します。Forwarder は一致データを Indexer に送信し、各 Indexer は、Kaspersky CyberTrace App が使用する main インデックスにその一致データを保管します。

既定のポートとアドレス

既定では、Forwarder App と Kaspersky CyberTrace サービスは、イベントの転送と一致データの受信に特定のアドレスとポートを使用するように構成されています。お使いの分散型 Splunk 環境の構成に基づき、これらのアドレスとポートを変更する必要があります。

Forwarder App と Kaspersky CyberTrace サービスが使用する既定のアドレスとポートを変更する必要があります。

既定では、Forwarder App は以下のように動作します:

既定では、Kaspersky CyberTrace サービスは以下のように動作します:

イベント形式

既定では、Kaspersky CyberTrace App と Kaspersky CyberTrace サービスは特定の形式でイベントを受信するように構成されています:

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