QRadar が受信したイベントを Kaspersky CyberTrace サービス経由で確認するには、イベントを Kaspersky CyberTrace サービスに転送するように QRadar を設定する必要があります。
QRadar から Kaspersky CyberTrace サービスにイベントを転送するには:
「KL_Threat_Feed_Service_v2」など)を入力します。Payload]、プロトコルに[TCP]を選択します。Payload 形式が保持できる情報は、JSON 形式と比較して少なくなります。たとえば、イベントソース名が使用される場合、QRadar はイベントからイベントソース名を削除する場合があります。代わりに JSON 形式を指定することもできますが、その場合は必ず適切に設定してください。Kaspersky CyberTrace に転送するイベントを JSON 形式で設定する方法についての説明は、以下の 「JSON 形式のイベント設定に関する推奨事項」を参照してください。
![QRadar の[Forwarding Destination Properties]ウィンドウ。](qradar_forwarding_destination.png)
転送先の追加
KL_Threat_Feed_Service_v2_Rule など)を入力します。Online]を選択します。Events]を選択します。[KL_Verification_Tool]と一緒にログソースを選択し、フィルターで[Equals any of]演算子を使用します。また、サービスが最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、フィード内を検索するインジケーター(URL、ハッシュ(MD5、SHA1、SHA256)、IP アドレスなど)を含むイベントのみを選択することを推奨します。
Kaspersky CyberTrace サービスから受信した検知イベントが Kaspersky CyberTrace サービスに戻されないよう、[Match all incoming events]をオフにするか、オフのままにします。
KL_Threat_Feed_Service_v2)の横のチェックボックスをオンにします。![QRadar の[Routing Rule]ウィンドウ。](qradar_adding_routing_rule1.png)
ルーティングルールの追加
JSON 形式のイベント設定に関する推奨事項
多数のバージョンの QRadar(7.3.2 パッチ 6、7.4.0 など)において、JSON 形式の一部の転送済みイベントが削除される場合があり、それによって誤った結果が生じることがあります。これを回避するために、JSON 形式のイベントから一部のフィールドを除外することを推奨します(そのようなフィールドの完全なリストについては、IBM の QRadar サポートチームに問い合わせるか、手動での確認を試行します)。詳細な正規化ルールを Kaspersky CyberTrace Web で指定する必要があります(以下参照)。
そのため、Payload 形式のイベントに必須フィールドが含まれていない場合は、Payload 形式ではなく JSON 形式を使用します。その場合、以下の条件を満たしていることを確認します:

JSON 形式のイベントの設定
![CyberTrace の[Normalization rules]ウィンドウ。](configuring_additional_normalizing_rules.png)
詳細な正規化ルールの設定