レトロスキャンの設定

Kaspersky CyberTrace を使用すると、未検知のインジケーターを含む可能性のあるイベントを保存し、更新されたフィードからのインジケーターに従ってこれらのイベントのレトロスキャンを実行して、レトロスキャンの結果を表示できます。このセクションでは、レトロスキャンを使用するために Kaspersky CyberTrace を構成する方法について説明します。

イベントは完全には保存されず、レトロスキャンで使用するために選択されたフィールドのみが保存されます。

Retrospective scan]タブを使用すると、次の操作を実行できます:

レトロスキャンの設定に関する推奨事項

レトロスキャンはリソースを大量に消費する機能であり、大量のデータをチェックする場合には長時間かかる場合があります。すべての受信イベントのインジケーターを検索せずにレトロスキャンをより効率的に使用するには、レトロスキャンされるイベントを個別のイベントソースに抽出することを推奨します。

レトロスキャンのソースを追加するには:

  1. Settings]→[Matching]タブで、 [Add new event source]をクリックします。
  2. イベントを特定する正規表現を追加します(たとえば、Syslog メッセージ形式の場合は ^\<d+\>.*$ など)。
  3. Next]をクリックします。

    新しく追加したソースのプロパティを示すウィンドウが表示されます。

  4. Regular expressions]タブで、このソースから取得されるインジケーターのタイプを追加します。
  5. このソースおよびインジケータータイプに、一般的なルール名を設定します(例:RE_IP_NEW_SIEM)。

    さまざまなイベントソースの正規表現については、「主要なイベントソースに対応する正規表現」を参照してください。

  6. OK]をクリックして、新しいソースが正常に追加されたことを確認します。
  7. Settings]→[Retroscan]に移動して、[ Fields saved for retroscan]タブを選択します。
  8. レトロスキャンに必要なソースとその正規表現のみを有効にします。
  9. 変更内容を保存します。

レトロスキャンに関連するサービスアラート

Kaspersky CyberTrace は、レトロスキャンプロセスについて通知するために、次のサービスアラートを生成します:

上記のアラートの詳細については、「 Kaspersky CyberTrace によって送信されるアラートイベント」セクションを参照してください。

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