このセクションでは、標準フィールドに加えて、Kaspersky CyberTrace の送信イベントからカスタムイベントプロパティを取得するための設定方法について説明します。この設定を行うと、MD5、SHA1、および SHA256 ハッシュが抽出され、ソース IP フィールドの抽出ルールが再定義されます。
カスタムイベントプロパティの取得を設定するには:
[Add Filter]フォームが表示されます。
Log Source [Indexed]]を選択します。Equals]を選択します。KL_Threat_Feed_Service_v2]を選択します。選択した[KL_Threat_Feed_Service_v2]はログソース名であり、Kaspersky CyberTrace サービス設定情報ファイルの[OutputSettings]→[EventFormat]要素および[OutputSettings]→[AlertFormat]要素で設定されています(Kaspersky CyberTrace Web を使用して設定することもできます)。
![QRadar の[Add Filter]ウィンドウ。](adding_a_filter_qradar.png)
フィルターの追加
) をクリックしてイベントのフローを停止します。![QRadar の[DSM Editor]メニュー項目。](log_activity_tab.png)
[Log Activity]ウィンドウ
[DSM Editor]ウィンドウが表示されます。
![[DSM Editor]ウィンドウ。](dsm_editor_window.png)
[DSM Editor]ウィンドウ
[Choose a Custom Property Definition to Express]フォームが表示されます。
![QRadar の[Choose a Custom Property Definition to Express]ウィンドウ。](choosing_a_custom_property.png)
カスタムプロパティの選択
[Create a new Custom Property Definition]フォームが表示されます。
MD5」と入力します。Text]を選択します。![QRadar の[Creating a new Custom Property Definition]。](creating_a_new_custom_prop_def.png)
新しいカスタムプロパティ定義の作成
SHA1]と[SHA256]の各プロパティを追加します。Event NameIP (custom)MD5 (custom)SHA1 (custom)SHA256 (custom)Source IPURL (custom)Username[Update]をクリックします。
![QRadar の[Configuring Preview Columns]ウィンドウ。](configuring_preview_columns.png)
プレビューの列の設定
カスタムプロパティ |
正規表現 |
MD5 |
|
SHA1 |
|
SHA256 |
|
URL |
|
Source IP |
|
必要に応じて、 [Capture Group]フィールドに「1」を入力します。
![QRadar でのソース IP の設定。[Override system behavior]。](source_ip_configuration.png)
ソース IP の設定
Kaspersky CyberTrace で送信検知イベントの形式を変更する場合、それに伴い、上記で指定した正規表現の変更が必要になる場合があります。
上記の設定がすべて適切に指定されていれば、設定したカスタムプロパティが[Log Activity Preview]セクションに表示されます。
その後、KL_Threat_Feed_Service_v2 から受信したイベントを開くと、設定したカスタムプロパティが表示されます。
![QRadar の[Event Information]セクション。](event_information.png)
イベント情報