インベントリスキャンタスクの設定

この表では、インベントリスキャンタスクで指定できるすべての設定で使用可能なすべての値と既定値を説明します。

インベントリスキャンタスクの設定

設定

説明

ScanScripts

スクリプトスキャンを指定します。

Yes(既定値)– スクリプトスキャンを行います。

No – スクリプトスキャンを行いません。

ScanBinaries

バイナリファイルのスキャン(elf、java、pyc)を指定します。

Yes(既定値)– バイナリをスキャンします。

No – バイナリをスキャンしません。

ScanAllExecutable

実行可能なファイルのスキャンを指定します。

Yes(既定値)– 実行可能なファイルをスキャンします。

No - 実行ファイルをスキャンしません。

ScanPriority

タスクの優先度タスクの優先度は、Kaspersky Endpoint Security の内部設定およびプロセスの開始設定の組み合わせからなる設定です。この設定を使用することで、タスクの実行時に本製品でどのようにシステムリソースが使用されるかを指定できます。

Idle - 低い優先度(プロセッサのリソース消費の 10% 以下)でタスクを実行します。この値を指定すると、本製品のリソースを他のタスク(ユーザープロセスを含む)のために解放します。現在のスキャンタスクが完了するまでの時間が長くかかるようになります。

Normal(既定値) - 通常の優先度(すべてのプロセッサリソースの 50% 以下)でタスクを実行します。

High - プロセッサのリソース消費を制限せずに、高い優先度でタスクを実行します。この値を指定すると、現在のスキャンタスクがより早く完了するようになります。

CreateGoldenImage

インベントリタスクによってデバイス上で検出されたアプリケーションのリストに基づいて、アプリケーションの「ゴールデンイメージ」カテゴリの作成を指定します。CreateGoldenImage=Yes の場合、「ゴールデンイメージ」アプリケーションカテゴリをアプリケーションコントロールルールで使用できます。

Yes:アプリケーションの「ゴールデンイメージ」カテゴリを作成します。

No(既定値):アプリケーションの「ゴールデンイメージ」カテゴリを作成しません。

[ScanScope.item_#] セクションには、次の設定が含まれています:

AreaDesc

インベントリ範囲の説明。インベントリ範囲に関する詳細情報を含みます。この設定を使用して指定される文字列の最大長は 4096 文字です。

既定値:All objects

 

UseScanArea

指定されたインベントリ範囲のスキャンを指定します。タスクを実行するには、少なくとも 1 つのインベントリ範囲のスキャンを有効にします。

Yes(既定値)– 指定されたインベントリ範囲をスキャンします。

No – 指定されたインベントリ範囲をスキャンしません。

AreaMask

インベントリ範囲の制限。インベントリ範囲で、シェル形式のマスクを使用して指定したファイルのみをスキャンします。

この設定が指定されていない場合、インベントリ範囲のすべてのオブジェクトがスキャンされます。この設定には、複数の値を指定できます。

既定値:*(すべてのオブジェクトをスキャン)

Path

スキャンされるオブジェクトがあるディレクトリのパス。

<ローカルディレクトリのパス> - 指定されたディレクトリのオブジェクトをスキャンします。

既定値:/usr/bin

[ExcludedFromScanScope.item_#] セクションには、次の設定が含まれています:

AreaDesc

インベントリの除外範囲の説明。インベントリ範囲に関する詳細情報を含みます。

既定値は定義されていません。

UseScanArea

指定された範囲のインベントリを除外します。

Yes(既定値)– 指定された範囲を除外します。

No – 指定された範囲を除外しません。

AreaMask

シェルマスクを使用してインベントリの除外範囲を制限します。

この設定が指定されていない場合、インベントリ範囲のすべてのオブジェクトが除外されます。この設定には、複数の値を指定できます。

既定値:*(すべてのオブジェクトを除外)。

Path

除外するオブジェクトを含むディレクトリのパス。

 

<ローカルディレクトリのパス> – 指定されたディレクトリのオブジェクトをスキャンから除外します。パスの指定にマスクを使用できます。

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