バックアップ
感染したファイルの駆除の実行中に、そのファイルの完全性を維持できないことがあります。駆除後にファイルの一部または全部にアクセスできない場合は、バックアップから元のファイルを復元できます。
「バックアップコピー」とは、ファイルを駆除または削除した時に作成された、危険なファイルのコピーです。バックアップコピーはバックアップに保存されます。
「バックアップ」とは、駆除の過程で削除または変更されたファイルのバックアップコピーを保存する、特別な保管領域です。バックアップの主な機能は、ユーザが元のファイルをいつでも復元できるようにすることです。バックアップ内のファイルは特別な形式で保存されているため、コンピュータに対する危険性はありません。
バックアップの内容を確認する
- メニューバーで[プロテクション]→[検知したオブジェクト]の順に選択します。
[検知したオブジェクト]ウインドウが開きます。
- [バックアップ]セクションには、バックアップされたファイルのリストが表示されます。
バックアップからファイルのバックアップコピーを復元または削除できます。
バックアップからファイルのバックアップコピーを復元する
- メニューバーで[プロテクション]→[検知したオブジェクト]の順に選択します。
[検知したオブジェクト]ウインドウが開きます。
- [バックアップ]セクションで、復元するファイルに隣接する をクリックします。
ポップアップメニューが表示されます。
- [ファイルを復元]を選択します。
ファイル名、タグ、ファイルの復元先フォルダを指定するウインドウが表示されます。既定では、元のファイル名と元の保存場所があらかじめ指定されています。
- ファイル名とファイルの復元先のフォルダを指定します。
- [保存]をクリックします。
ファイルは指定された場所に指定された名前で復元されます。
復元後には、すぐにファイルのマルウェアスキャンを実行してください。アップデートされた定義データベースでスキャンすることで、オブジェクトを破損させずに駆除できる可能性があります。
重要:コンピュータが感染する可能性があるため、どうしても必要である場合を除き、バックアップコピーからファイルを復元しないでください。
バックアップからファイルのバックアップコピーを削除する
- メニューバーで[プロテクション]→[検知したオブジェクト]の順に選択します。
[検知したオブジェクト]ウインドウが開きます。
- [バックアップ]セクションで、次の操作を実行します:
- すべてのバックアップコピーを削除するには、[すべて削除]をクリックします。
- バックアップコピーを選択して削除するには、バックアップコピーの隣の をクリックし、[バックアップコピーを削除]を選択します。
既定では、バックアップにあるファイルの保存期間は 30 日です。この期間を過ぎると、ファイルは削除されます。ファイルの隔離内の保存期間を変更したり、保存期間の制限を解除したりできます。
バックアップにファイルを保存する期間を設定する
- メニューバーにある本製品のアイコンをクリックし、[設定]を選択します。
本製品の設定ウインドウが表示されます。
- [脅威]タブの[バックアップ]セクションで、[オブジェクトを削除するまでの期間]をオンにし、バックアップに保管されているファイルを自動的に削除するまでの期間を指定します。
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