音声、映像へのアクセスの保護
犯罪者はマイクや Web カメラなどの音声や映像を記録する端末にアクセスするために特別なプログラムを使用することがあります。Kaspersky Endpoint Security はアプリケーションがいつ音声または映像ストリームを受け取るかを制御し、認証されないデータの傍受からデータを保護します。
既定では、 Kaspersky Endpoint Security は、[信頼済み]グループのアプリケーションからの音声または映像ストリームの受信のみを許可します。[弱い制限付き]、[強い制限付き]および[ブロック]グループのアプリケーションは端末からの音声ストリームと映像ストリームを受信できません。手動でアプリケーションの音声または映像ストリームの受信を許可することができます。
音声ストリームの保護の特性
音声ストリームの保護には、次の特性があります:
- ホスト侵入防止が有効になっている場合にのみ、この機能が動作します。
- ホスト侵入防止が開始するより前にアプリケーションが音声ストリームの受信を始めた場合、そのアプリケーションの音声ストリームの受信は許可され、通知は表示されません。
- アプリケーションが音声ストリームの受信を始めたあと、そのアプリケーションを[ブロック]または[強い制限付き]グループに移動した場合、そのアプリケーションの音声ストリームの受信は許可され、通知は表示されません。
- 音声録音デバイスへのアプリケーションのアクセス設定を変更したのち(たとえば、アプリケーションの音声ストリーム受信をブロックしたのち)、そのアプリケーションの音声ストリームの受信を停止するには、アプリケーションを再起動する必要があります。
- 音声録音デバイスからの音声ストリームのアクセスの管理は、アプリケーションの Web カメラアクセス設定に依存しません。
- Kaspersky Endpoint Security は、内蔵マイクおよび外付けマイクへのアクセスのみを保護します。その他の音声ストリーミングデバイスはサポートされません。
- デジタル一眼レフカメラ、ポータブルビデオカメラ、アクションカメラなどのデバイスからの音声ストリームの保護は保証されません。
- Kaspersky Endpoint Security をインストールしたのち、音声および映像を記録または再生するアプリケーションを最初に起動すると、音声および映像の再生または記録が中断することがあります。これは、音声録音デバイスへのアプリケーションのアクセスを管理する機能を有効にするために必要です。Kaspersky Endpoint Security が最初に起動するときに、音声ハードウェアを管理するシステムサービスが再起動します。
アプリケーションの Web カメラへのアクセスの保護機能の特性
Web カメラへのアクセスの保護機能には、次の考慮事項と制限があります:
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