Kaspersky Endpoint Security は、一部のカスペルスキー製品および一部のサードパーティ製品と共存できないことがあります。したがって、インストールする前に、Kaspersky Endpoint Security はコンピューターをスキャンして、そのようなアプリケーションがコンピューターに存在するかどうかを確認します。
サードパーティ製品との互換性情報
Kaspersky Endpoint Security は、サードパーティのエンドポイント保護システム (Endpoint Protection Platform、EPP) の一部であるアプリケーションとは互換性がありません。Kaspersky Endpoint Security では、他のアプリケーションと互換性の問題が発生することもあります。互換性を判断するために、Kaspersky Endpoint Security は、カスペルスキーが用意したソフトウェアのリストを参照します。このリストは incompatible.txt ファイルに含まれています。このファイルは配信キットに含まれています。
カスペルスキーは、Kaspersky Endpoint Security とリストにあるソフトウェアとの互換性を保証しません。リスト内のソフトウェアが検出されると、インストーラーは Kaspersky Endpoint Security の導入を停止します。インストーラーはリストにある一部のアプリケーションを自動的に削除する場合があります。リスクに関係なく Kaspersky Endpoint Security とリストにあるソフトウェアを同じコンピューターにインストールする場合は、コンピューターのチェックを省略できます(以下の手順を参照)。
こちらのリンクから incompatible.txt ファイルをダウンロードできます
カスペルスキー製品との互換性情報
Kaspersky Endpoint Security は、次のカスペルスキー製品との互換性がありません:
カスペルスキーは、すべての Detection and Response が Kaspersky Endpoint Agent ではなく、Kaspersky Endpoint Security の組み込みエージェントと連携するよう切り替えています。バージョン 12.1 から、本製品はすべての Detection and Response ソリューションがサポートされるようになりました。
Kaspersky Endpoint Security 12.0 より、Kaspersky Security for Windows Server から Kaspersky Endpoint Security for Windows に移行して、ワークステーションおよびサーバーを保護する同一のソリューションを使用できるようになりました。
このリストのカスペルスキー製品がコンピューターにインストールされている場合、Kaspersky Endpoint Security はこれらのアプリケーションを削除します。この処理が終わるまで待機してから、Kaspersky Endpoint Security のインストールを続行してください。
互換性の問題が発生する可能性のあるソフトウェアのチェックを省略する
Kaspersky Endpoint Security が incompatible.txt リストに記載のあるソフトウェアを検出した場合、製品のインストールは終了します。インストールを続行するには、そのソフトウェアを削除する必要があります。しかし、サードパーティ製品のマニュアルに、その製品がエンドポイント保護プラットフォーム(EPP)と互換性があると記載がある場合は、Kaspersky Endpoint Security をその製造元の製品がインストールされているコンピューターにインストールすることが可能です。例えば、Endpoint Detection and Response (EDR) ソリューションのプロバイダーがサードパーティの EPP システムとその製品の互換性があると記載している場合などです。このような場合は、インストール済みのソフトウェアのチェックを実行せずに Kaspersky Endpoint Security のインストールを開始する必要があります。このためには、インストーラーに次のパラメータを渡す必要があります。
SKIPPRODUCTCHECK=1
:インストール済みのソフトウェアのチェックの実行を無効にする。互換性の問題が発生する可能性のあるソフトウェアのリストは、配信キットに含まれている incompatible.txt ファイルで参照できます。このパラメータの値が指定されておらず、リストに記載されている製品が検知された場合、Kaspersky Endpoint Security のインストールは終了します。SKIPPRODUCTUNINSTALL=1
:incompatible.txt リストに記載されたソフトウェアが検知された場合の自動削除を無効にします。このパラメータの値が指定されていない場合、Kaspersky Endpoint Security は互換性の問題が発生する可能性のあるソフトウェアの削除を試みます。CLEANERSIGNCHECK=0
:チェックによって見つかったソフトウェアのデジタル署名検証を無効にします。このパラメータが設定されていない場合、Kaspersky Security Center 経由でアプリケーションを配布する際のデジタル署名の検証は無効にされます。アプリケーションがローカルでインストールされる場合、デジタル署名の検証は既定で有効になります。ローカルで本製品をインストールする場合、コマンドラインでパラメータを渡すことができます。
例: C:\KES\setup_kes.exe /pEULA=1 /pPRIVACYPOLICY=1 /pKSN=0 /pSKIPPRODUCTCHECK=1 /pSKIPPRODUCTUNINSTALL=1 /pCLEANERSIGNCHECK=0 /s |
リモートから Kaspersky Endpoint Security をインストールする場合は、インストールパッケージ生成ファイル(kes_win.kud
)の[Setup]
に適切なパラメータを追加する必要があります(以下を参照)。kes_win.kud
ファイルは配信キットに含まれています。
kes_win.kud
[Setup]
UseWrapper=1
ExecutableRelPath=EXEC
Params=/s /pAKINSTALL=1 /pEULA=1 /pPRIVACYPOLICY=1 /pKSN=0 /pSKIPPRODUCTCHECK=1 /pSKIPPRODUCTUNINSTALL=1 /pCLEANERSIGNCHECK=0
Executable=setup_kes.exe
RebootDelegated = 1
RebootAllowed=1
ConfigFile=installer.ini
RelPathsToExclude=klcfginst.msi
ページのトップに戻る