ブラウザーとメールクライアントは、証明書を使用して Web リソースのセキュリティと信頼性を検証します。この証明書は、Web リソースとユーザーの間のデータ暗号化も実現します。ほとんどのブラウザーとメールクライアントでは、信頼済み証明書ストア(Windows 証明書ストア)が使用されます。該当するのは、Google Chrome などです。一部のブラウザーとメールクライアントでは、Windows 証明書ストアではなく、独自の証明書ストアが既定で使用されます。該当するのは、Firefox や Thunderbird などです。
インストール後、Kaspersky Endpoint Security は、信頼する証明書のシステムストレージ(Windows 証明書ストア)に Kaspersky 証明書を追加します。Kaspersky Security Center がお客様の組織で配備され、ポリシーがコンピューターに適用されている場合、Kaspersky Endpoint Security はブラウザーやメールクライアントでの Windows 証明書ストアの使用を自動的に有効にして、これらのアプリケーションのトラフィックのスキャンを実行します。ポリシーがコンピューターに適用されていない場合は、ブラウザーやメールクライアントが使用する証明書ストアを選択することができます。独自の証明書ストアを選択した場合は、このストアにカスペルスキーの証明書を手動で追加します。これにより、HTTPS トラフィックで作業中のエラーを回避することができます。
Mozilla Firefox のブラウザーおよび Thunderbird メールクライアントでトラフィックをスキャンするには、暗号化された接続のスキャンを有効にする必要があります。暗号化された接続のスキャンが無効になっている場合、Mozilla Firefox ブラウザーおよび Thunderbird メールクライアントでのトラフィックはスキャンされません。MyOffice Mail および R7-Office Organizer メールクライアントのトラフィックをスキャンするには、暗号化された接続のスキャンも有効にする必要があります。
ブラウザーまたはメールエージェントの固有の証明書ストアに証明書を追加する前に、Windows コントロールパネル(インターネットプロパティ)からカスペルスキーの証明書をエクスポートします。カスペルスキーの証明書のエクスポートについて詳しくは、テクニカルサポートサイトのナレッジベースの記事を参照してください。ストアに証明書を追加する詳細な方法については、Mozilla テクニカルサポートの Web サイトなどをご覧ください。
本製品のローカルインターフェイス内でのみ証明書ストアを選択することができます。
ブラウザーやメールクライアントでの暗号化された接続のスキャンに使用する証明書ストアを選択するには:
MyOffice Mail および R7-Office Organizer メールクライアントも、独自の証明書ストアを使用します。