製品のパフォーマンスのトレース
Kaspersky Endpoint Security では、本製品の使用中にコンピューター上で発生した動作エラーや問題に関する情報を取得できます。たとえば、本製品のインストール後にオペレーティングシステムの読み込みが遅くなったなどの問題に関する情報を取得できます。こうした目的のために、Kaspersky Endpoint Security ではパフォーマンスのトレースファイルを作成できます。パフォーマンスのトレースでは、Kaspersky Endpoint Security のパフォーマンスに関する問題を診断するために、本製品によって実行される処理に関する情報が記録されます。情報の取得には、Windows イベントトレーシングサービス(ETW)が使用されます。Kaspersky Endpoint Security の問題に関する診断と問題の発生原因の特定は、カスペルスキーのテクニカルサポートが担当します。
アプリケーションのトレースは、カスペルスキーのテクニカルサポート担当者の協力のもと、その指示に従いながら実行してください。
パフォーマンスのトレースファイルを作成するには:
- メインウィンドウで、 をクリックします。
- 表示されたウィンドウで、[サポートツール]をクリックします。
- [パフォーマンストレースを有効にする]トグルスイッチを使用してアプリケーションのパフォーマンスの追跡を有効または無効にします。
- [トレース]で、アプリケーションのトレースモードを選択します:
- サイズを制限する:ローテーションを意味し、指定したファイル容量以内のトレースファイルを、指定した個数を上限に保存します。トレースファイルの数が指定した最大数と同じになり、なおかつ書き込み中のファイルのサイズが指定した最大サイズに達すると、最も古いファイルに上書きして新しいトレースファイルを作成します。このモードが選択されている場合、各ファイルの最大サイズを設定できます。
- サイズを制限しない:トレースファイルを 1 つ保存します(容量の上限なし)。
- [レベル]で、トレースレベルを選択します。
- :Kaspersky Endpoint Security は、パフォーマンスに関連するオペレーティングシステムの最も重要なプロセスを分析します。
- 詳細:Kaspersky Endpoint Security は、パフォーマンスに関連するオペレーティングシステムのすべてのプロセスを分析します。
- [トレース種別]で、いずれかのトレース種別を選択します:
- 基本情報:Kaspersky Endpoint Security は、オペレーティングシステムの実行中にプロセスを分析します。このトレース種別は、オペレーティングシステムの読み込み後に問題が継続して発生する場合(ブラウザーを使用してインターネットにアクセスするときに問題が発生するなど)に使用してください。
- 再起動時:Kaspersky Endpoint Security は、オペレーティングシステムの読み込み中にのみプロセスを分析します。オペレーティングシステムの読み込みが完了すると、Kaspersky Endpoint Security はトレースの実行を停止します。オペレーティングシステムの読み込み時の遅延に関する問題が発生している場合は、このトレース種別を使用してください。
- コンピューターを再起動して、問題の再現を試行してください。
- トレースのプロセスを停止するには、[サポートツール]ウィンドウに戻ってトレースを無効にします。
パフォーマンスのトレースファイルがフォルダー「%ProgramData%\Kaspersky Lab\KES.21.19\Traces
」に作成されます。トレースファイルが作成されたら、カスペルスキーのテクニカルサポートに送信してください。
ページのトップに戻る