バックアップ保管領域から元のフォルダーにファイルを復元できます。復元先のフォルダーに同じ名前のファイルが既に存在する場合は、ファイルを置き換えることを確認するよう求められます。バックアップ保管領域から復元されるファイルの名前は元のまま変更されません。
このコマンドを実行するには、パスワードによる保護を有効にする必要があります。ユーザーには「バックアップから復元」操作を実行する権限が付与されている必要があります。
バックアップ保管領域には、脅威の駆除で削除または修正されたファイルのバックアップコピーが保存されています。バックアップコピーは、ファイルが駆除または削除される前に作成されるファイルのコピーです。ファイルのバックアップコピーは特別な形式で保存され、脅威となることはありません。
ファイルのバックアップコピーは、フォルダー C:\ProgramData\Kaspersky Lab\KES.21.19\QB
に保存されます。
管理者グループに属するユーザーには、このフォルダーへの完全なアクセス権が付与されます。Kaspersky Endpoint Security のインストールに使用されたユーザーアカウントには、このフォルダーへの限定的なアクセス権が付与されます。
Kaspersky Endpoint Security では、ファイルのバックアップコピーへのアクセス権を編集できません。
コマンドを実行するには、Kaspersky Endpoint Security の実行ファイルがあるフォルダーに移動します。システム変数 %PATH% に実行ファイルのパスを追加し、アプリケーションフォルダーに移動せずにコマンドを実行することもできます。
コマンド構文
avp.com RESTORE [/REPLACE] <file name> /login=<user name> /password=<password>
詳細設定 |
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復元先に同じファイル名のファイルがある場合に、これを上書きします。 |
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復元するファイルの名前。 |
認証 |
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パスワードによる保護の権限に必要なユーザーアカウントの認証情報。 |
例:
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