Kaspersky Endpoint Security 12.0 for Windows

Kaspersky Endpoint Security for Windows(以降、「本製品」または「Kaspersky Endpoint Security」)は、IT 上の脅威に対するオールインワン型のセキュリティを企業向けに提供します。

Kaspersky Endpoint Security の新機能

Kaspersky Endpoint Security 12.0 for Windows の新機能と改良点は次の通りです:

  1. サーバーの Kaspersky Endpoint Security の操作が改善されました。Kaspersky Security for Windows Server から Kaspersky Endpoint Security for Windows に移行して、ワークステーションおよびサーバーを保護する単一のソリューションを使用できるようになりました。製品設定を移行するには、ポリシーとタスクの一括変換ウィザードを実行します。KSWS のライセンスは KES のアクティベートに使用できます。KES への移行後、サーバーを再起動する必要はありません。KES への移行について詳しくは、移行ガイドを参照してください。
  2. Amazon Machine Image (AMI) 内の有料版の仮想マシンイメージの一部としての本製品のライセンスに関する操作が改善されました。本製品を個別にアクティベートする必要はありません。この場合、Kaspersky Security Center は本製品に事前に追加されている、クラウド環境に対するライセンスを使用します。
  3. デバイスコントロールが改善されました:
    • ポータブルデバイス(MTP)に対して、アクセスルール(読み取り/書き込み)の設定、デバイスにアクセスできるユーザーまたはユーザーグループの選択、デバイスアクセススケジュールの設定ができるようになりました。ポータブルデバイスに、リムーバブルドライブと同様の方法でアクセスルールを作成できるようになりました。
    • Android Debug Bridge (ADB) または類似のアプリケーションで、モバイルデバイスのユーザーアクセスを設定できるようになりました。例えばモバイルデバイスを ADB でのみ使用できるように設定し、リムーバブルドライブとしての使用をブロックすることができます。
    • モバイルデバイスへのアクセスがブロックされている場合でも、モバイルデバイスをコンピューターの USB ポートに接続して再充電できるようになりました。
    • プリンターについて、ユーザーの印刷権限を設定できるようになりました。Kaspersky Endpoint Security はローカルおよびネットワークプリンターへのアクセスのコントロールをサポートします。個別のユーザーに対して、ローカルまたはネットワークプリンターでの印刷を許可したりブロックしたりできるようになりました。
    • WPA3 プロトコルのサポートが Wi-Fi ネットワークへの接続のコントロールに追加されました。信頼する Wi-Fi ネットワークの設定で WPA3 プロトコルを使用するよう選択して、安全性の低いプロトコルを使用したネットワークへの接続をブロックすることができるようになりました。

最小システム要件

Kaspersky Endpoint Security が正常に動作することを保証するためには、コンピューターが次の要件を満たしている必要があります:

全般的な最小要件:

ワークステーション

サポート対象のワークステーション用オペレーティングシステム:

Microsoft Windows 10 オペレーティングシステムのサポートについては、テクニカルサポートサイトのナレッジベースの記事を参照してください。

Microsoft Windows 11 オペレーティングシステムのサポートについては、テクニカルサポートサイトのナレッジベースの記事を参照してください。

サーバー

Kaspersky Endpoint Security では、サーバー向けの Windows オペレーティングシステムを実行しているコンピューター上での本製品の主要機能がサポートされるようになりました。サーバーおよび組織のクラスターで、Kaspersky Security for Windows Server の代わりに Kaspersky Endpoint Security for Windows を使用できます。本製品はコアモードもサポートします(「既知の問題」を参照してください)。

サポート対象のサーバー用オペレーティングシステム:

Microsoft Windows Server 2016 および Microsoft Windows Server 2019 サポートについては、テクニカルサポートサイトのナレッジベースの記事を参照してください。

Microsoft Windows Server 2022 オペレーティングシステムのサポートについては、テクニカルサポートサイトのナレッジベースの記事を参照してください。

サポート対象外のサーバー用オペレーティングシステム:

仮想プラットフォーム

サポートされる仮想プラットフォーム:

ターミナルサーバー

サポートされるターミナルサーバーの種別:

サーバーおよび仮想プラットフォームのサポートに関する制限事項はオンラインヘルプを参照してください。

本製品の Kaspersky Security Center リモート管理システムとの互換性

Kaspersky Security Center のサポート

Kaspersky Endpoint Security は次のバージョンの Kaspersky Security Center をサポートしています:

Kaspersky Endpoint Security for Windows 用 Web 管理プラグイン(バージョン 12.0)は、Kaspersky Security Center Web コンソール(バージョン 13 以降)と互換性があります。

Kaspersky Security Center を使用して本製品をリモートで管理するには:

  1. コンピューターにネットワークエージェントをインストールします。

    ネットワークエージェントのインストールについて詳しくは、Kaspersky Security Center のオンラインヘルプを参照してください。

  2. Kaspersky Security Center の管理コンソールまたは Kaspersky Security Center 11 以降の Web コンソール(あるいはその両方)に Kaspersky Endpoint Security for Windows のプラグインをインストールします。

    Kaspersky Endpoint Security 管理プラグインのインストールパッケージは、配布パッケージに含まれています。

    Web 管理プラグインのインストールパッケージは、カスペルスキーの Web サイトや、Kaspersky Security Center Web コンソールの管理画面でダウンロード可能です。Web 管理プラグインのバージョン 12.0 をインストールするには、最初に以前のバージョンの Web 管理プラグインをアンインストールする必要があります。

Kaspersky Endpoint Security 12.0 for Windows の管理プラグインは Kaspersky Endpoint Security 11.X.X for Windows の管理プラグインを上書きしてインストールされます。以前のバージョンの管理プラグインを継続して使用するには、バージョン 12.0 の管理プラグインを先にアンインストールする必要があります。

インストール

本製品をローカルにインストールするには、配布パッケージに含まれる setup_kes.exe ファイルを実行して、セットアップウィザードの指示に従います。本製品のインストールに関する詳細は、オンラインヘルプを参照してください。

インストール中、Kaspersky Endpoint Security for Windows は、本製品と共存させて使用するとコンピューターのパフォーマンス低下やその他の互換性の問題(操作が不可能な状態になるなどの問題も含む)が発生する可能性があるアプリケーションを検出します。互換性のないソフトウェアの全リストは、オンラインヘルプを参照してください。

以下の製品は、配布パッケージからのインストール時に、Kaspersky Endpoint Security for Windows バージョン 12.0 にアップグレードできます:

Kaspersky Endpoint Security for Windows をアップデートするときには、次の点に留意してください:

カスペルスキーのアップデートサービスを使用したアップデート

Kaspersky Endpoint Security 12.0 for Windows は、カスペルスキーのアップデートサービスを使用してインストールできます。

カスペルスキーのアップデートサービスを使用してアップデート可能な製品は次の通りです:

Kaspersky Endpoint Security 11.3.0 以降のバージョンが古いバージョンの本製品を使用しているインフラ内に導入されていた場合、Kaspersky Security Center は Kaspersky Endpoint Security バージョン 12.0 へのアップデートを 2 つインストールすることになります。1 つ目は Kaspersky Endpoint Security のバージョン 11.2.0 から 11.2.0 CF1 のアップデート、2 つ目はバージョン 11.3.0 以降のアップデートです。

Kaspersky Endpoint Security for Windows のベータ版からバージョン 12.0 へのアップグレードはサポートしていません。

カスペルスキーのアップデートサービスを使用して本製品をアップデートする場合、以下の点に特にご注意ください:

Kaspersky Endpoint Agent との互換性

Kaspersky Endpoint Security は Kaspersky Endpoint Agent 3.8 移行のバージョンと互換性があります。

Kaspersky Endpoint Security 11.9.0 では、配信キットに Kaspersky Endpoint Agent 配布パッケージは含まれません。

Kaspersky Endpoint Agent は、Kaspersky Anti Targeted Attack Platform ソリューションとの連携に使用します。

本リリースに含まれるプライベートパッチと修正された問題のリスト

リリースに含まれる修正された問題やプライベートパッチの一覧はテクニカルサポートのサイトで参照できます。

既知の問題

制限と既知の問題の一覧はオンラインヘルプで参照できます。

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