Kaspersky Endpoint Security 12.1 for Windows

Kaspersky Endpoint Security for Windows(以降、「本製品」または「Kaspersky Endpoint Security」)は、IT 上の脅威に対するオールインワン型のセキュリティを企業向けに提供します。

Kaspersky Endpoint Security の新機能

Kaspersky Endpoint Security 12.1 for Windows の新機能と改良点は次の通りです:

  1. Kaspersky Anti Targeted Platform ソリューション用の組み込みエージェントが追加されました。EDR (KATA) を使用する際に Kaspersky Endpoint Agent が不要になりました。Kaspersky Endpoint Security はすべての Kaspersky Endpoint Agent の機能を実行できます。Kaspersky Endpoint Agent のポリシーを移行するには、移行ウィザードを使用してください。本製品のアップデート後、Kaspersky Endpoint Security は組み込みエージェントを使用するよう切り替えられ、Kaspersky Endpoint Agent は削除されます。互換性のないソフトウェアの一覧に Kaspersky Endpoint Agent が追加されました。Kaspersky Endpoint Security にはすべての Detection and Response ソリューション向けの組み込みエージェントが含まれているため、ソリューションとの連携のために Kaspersky Endpoint Agent をインストールする必要はなくなりました。
  2. Azure WVD 互換性モードがサポートされるようになりました。この機能を使用すると、Kaspersky Anti Targeted Attack Platform コンソールで Azure 仮想マシンの状態を正常に表示することができます。Azure WVD 互換モードはこれらの仮想マシンに永続的に一意な Sensor ID を割り当てることができます。
  3. iTunes または類似のアプリケーションで、モバイルデバイスのユーザーアクセスを設定できるようになりました。例えばモバイルデバイスを iTunes でのみ使用できるように設定し、リムーバブルドライブとしての使用をブロックすることができます。本製品は Android Debug Bridge (ADB) アプリケーション向けのこれらのルールもサポートします。
  4. Kaspersky Security Center バージョン 11 はサポートされません。Kaspersky Security Center を最新のバージョンにアップグレードしてください。

最小システム要件

Kaspersky Endpoint Security が正常に動作することを保証するためには、コンピューターが次の要件を満たしている必要があります:

全般的な最小要件:

ワークステーション

サポート対象のワークステーション用オペレーティングシステム:

Microsoft Windows 10 オペレーティングシステムのサポートについては、テクニカルサポートサイトのナレッジベースの記事を参照してください。

Microsoft Windows 11 オペレーティングシステムのサポートについては、テクニカルサポートサイトのナレッジベースの記事を参照してください。

サーバー

Kaspersky Endpoint Security では、サーバー向けの Windows オペレーティングシステムを実行しているコンピューター上での本製品の主要機能がサポートされるようになりました。サーバーおよび組織のクラスターで、Kaspersky Security for Windows Server の代わりに Kaspersky Endpoint Security for Windows を使用できます(クラスターモード)。本製品はコアモードもサポートします(「既知の問題」を参照してください)。

サポート対象のサーバー用オペレーティングシステム:

Microsoft Windows Server 2016 および Microsoft Windows Server 2019 サポートについては、テクニカルサポートサイトのナレッジベースの記事を参照してください。

Microsoft Windows Server 2022 オペレーティングシステムのサポートについては、テクニカルサポートサイトのナレッジベースの記事を参照してください。

サポート対象外のサーバー用オペレーティングシステム:

仮想プラットフォーム

サポートされる仮想プラットフォーム:

ターミナルサーバー

サポートされるターミナルサーバーの種別:

サーバーおよび仮想プラットフォームのサポートに関する制限事項はオンラインヘルプを参照してください。

本製品の Kaspersky Security Center リモート管理システムとの互換性

Kaspersky Security Center のサポート

Kaspersky Endpoint Security は次のバージョンの Kaspersky Security Center をサポートしています:

Kaspersky Endpoint Security for Windows 用 Web 管理プラグイン(バージョン 12.1)は、Kaspersky Security Center Web コンソール(バージョン 13 以降)と互換性があります。

Kaspersky Security Center を使用して本製品をリモートで管理するには:

  1. コンピューターにネットワークエージェントをインストールします。

    ネットワークエージェントのインストールについて詳しくは、Kaspersky Security Center のオンラインヘルプを参照してください。

  2. Kaspersky Security Center の管理コンソールまたは Kaspersky Security Center 11 以降の Web コンソール(あるいはその両方)に Kaspersky Endpoint Security for Windows のプラグインをインストールします。

    Kaspersky Endpoint Security 管理プラグインのインストールパッケージは、配布パッケージに含まれています。

    Web 管理プラグインのインストールパッケージは、カスペルスキーの Web サイトや、Kaspersky Security Center Web コンソールの管理画面でダウンロード可能です。Web 管理プラグインのバージョン 12.1 をインストールするには、最初に以前のバージョンの Web 管理プラグインをアンインストールする必要があります。

インストール

本製品をローカルにインストールするには、配布パッケージに含まれる setup_kes.exe ファイルを実行して、セットアップウィザードの指示に従います。本製品のインストールに関する詳細は、オンラインヘルプを参照してください。

インストール中、Kaspersky Endpoint Security for Windows は、本製品と共存させて使用するとコンピューターのパフォーマンス低下やその他の互換性の問題(操作が不可能な状態になるなどの問題も含む)が発生する可能性があるアプリケーションを検出します。互換性のないソフトウェアの全リストは、オンラインヘルプを参照してください。

以下の製品は、配布パッケージからのインストール時に、Kaspersky Endpoint Security for Windows バージョン 12.1 にアップグレードできます:

Kaspersky Endpoint Security for Windows をアップデートするときには、次の点に留意してください:

カスペルスキーのアップデートサービスを使用したアップデート

Kaspersky Endpoint Security 12.1 for Windows は、カスペルスキーのアップデートサービスを使用してインストールできます。

カスペルスキーのアップデートサービスを使用してアップデート可能な製品は次の通りです:

Kaspersky Endpoint Security for Windows のベータ版からバージョン 12.1 へのアップグレードはサポートしていません。

カスペルスキーのアップデートサービスを使用して本製品をアップデートする場合、以下の点に特にご注意ください:

Kaspersky Endpoint Agent との互換性

カスペルスキーは、すべての Detection and Response が Kaspersky Endpoint Agent ではなく、Kaspersky Endpoint Security の組み込みエージェントと連携するよう切り替えています。バージョン 12.1 から、本製品はすべての Detection and Response ソリューションがサポートされるようになりました。さらに、バージョン 12.1 から、本製品と Kaspersky Endpoint Agent は互換性がなくなり、同じコンピューターに両方のアプリケーションを並行してインストールすることはできなくなります。

本リリースに含まれるプライベートパッチと修正された問題のリスト

リリースに含まれる修正された問題やプライベートパッチの一覧はテクニカルサポートのサイトで参照できます。

既知の問題

制限と既知の問題の一覧はオンラインヘルプで参照できます。

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