Kaspersky Security Center では、iOS MDM サーバーを、インストール設定を対話的に入力しないサイレントモードでローカルデバイスにインストールできます。
iOS MDM サーバーをローカルデバイスにサイレントモードでインストールするには:
.\exec\setup.exe /s /v"DONT_USE_ANSWER_FILE=1 EULA=1 <セットアップパラメータ>
"
ここで、<セットアップパラメータ>
には、設定と対応する値のペアをスペースで区切って並べます(例:PRO1=PROP1VAL PROP2=PROP2VAL
)。Setup.exe ファイルは Server フォルダーにあり、これは Kaspersky Security Center 配布キットに含まれています。
iOS MDM サーバーをサイレントモードでインストールする時に使用できるパラメータの名前と値を下の表に示します。パラメータは任意の順序で指定できます。
iOS MDM サーバーをサイレントモードでインストールする際のパラメータ
パラメータ名 |
パラメータの説明 |
設定可能な値 |
---|---|---|
EULA |
使用許諾契約書の条項への同意。このパラメータは必須です。 |
|
DONT_USE_ANSWER_FILE |
iOS MDM サーバーのインストール設定が記述された XML ファイルを使用するかどうか。 XML ファイルは、インストールパッケージに含まれているか、管理サーバーに保存されています。ファイルのパスを指定する必要はありません。 このパラメータは必須です。 |
|
INSTALLDIR |
iOS MDM サーバーをインストールするフォルダー。 このパラメータの指定は任意です。 |
文字列。例: |
CONNECTORPORT |
iOS MDM サービスをネットワークエージェントに接続するローカルポート。 既定のポート番号は 9799 です。 このパラメータの指定は任意です。 |
数値 |
LOCALSERVERPORT |
ネットワークエージェントを iOS MDM サービスに接続するローカルポート。 既定のポート番号は 9899 です。 このパラメータの指定は任意です。 |
数値 |
EXTERNALSERVERPORT |
デバイスを iOS MDM サーバーに接続するポート。 既定のポート番号は 443 です。 このパラメータの指定は任意です。 |
数値 |
EXTERNAL_SERVER_URL |
iOS MDM サーバーをインストールするクライアントデバイスの外部アドレス。このアドレスは、管理対象のモバイルデバイスを iOS MDM サービスに接続するために使用されます。iOS MDM で接続するためには、このクライアントデバイスが使用可能になっている必要があります。 アドレスには URL スキームやポート番号を含めないでください。これらの値は自動的に追加されます。 このパラメータの指定は任意です。 |
|
WORKFOLDER |
iOS MDM サーバーの作業フォルダー 作業フォルダーを指定しない場合、データは既定のフォルダーに書き込まれます。 このパラメータの指定は任意です。 |
文字列。例: |
MTNCY |
複数の仮想サーバーで iOS MDM サーバーを使用する。 このパラメータの指定は任意です。 |
|
例:
|
iOS MDM サーバーのインストールパラメータについては、「iOS MDM サーバーのインストール」セクションで詳しく説明しています。
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