シナリオ:モバイルデバイス管理の導入

このセクションでは、Kaspersky Security Center のモバイルデバイス管理機能を設定する手順を説明しています。

必須条件

モバイルデバイス管理機能の利用に必要なライセンスを保有していることを確認します。

実行するステップ

モバイルデバイス管理機能の導入は、以下の手順で進みます:

  1. ポートの準備

    管理サーバーでポート 13292 が利用できることを確認します。このポートはモバイルデバイスへの接続で必要になります。また、必要に応じて、17100 も利用できるようにしておいた方がよい場合があります。このポートは、管理対象のモバイルデバイス用のアクティベーションプロキシサーバーを使用する場合にのみ必要となります。管理対象のモバイルデバイスがインターネットに接続できる場合、このポートを使用可能にする必要はありません。

  2. モバイルデバイス管理の有効化

    管理サーバークイックスタートウィザードの実行中または以降の任意のタイミングで、モバイルデバイス管理を有効にできます。

  3. 管理サーバーの外部アドレスの指定

    管理サーバーのクイックスタートウィザードの実行中または以降の任意のタイミングで、外部アドレスを指定できます。インストール対象としてモバイルデバイス管理を選択しておらず、インストールウィザードでも外部アドレスを指定していない場合、インストールパッケージのプロパティで外部アドレスを指定します。

  4. 管理対象デバイスグループへのモバイルデバイスの追加

    モバイルデバイスを管理対象デバイスグループに追加し、ポリシーを使用して保護できるようにします。管理サーバーのクイックスタートウィザードに含まれる手順で、この設定を行えます。また、移動ルールを後で作成することもできます。こうしたルールを作成しない場合も、管理対象デバイスグループにモバイルデバイスを手動で追加できます。

    モバイルデバイスを管理対象デバイスグループに直接追加することも、1 つ以上のサブグループを作成してそこにモバイルデバイスを追加することもできます。

    また、以降の任意のタイミングで、新しいモバイルデバイスの接続ウィザードを使用して新しいモバイルデバイスを管理サーバーに接続できます。

  5. モバイルデバイス用のポリシーの作成

    モバイルデバイスを管理するために、デバイスが属するグループでポリシーを作成します。作成したポリシーの設定は後からいつでも編集できます。

結果

これらの手順を完了すると、Kaspersky Security Center を使用して Android デバイスと iOS デバイスを管理できます。モバイルデバイスの証明書の操作や、モバイルデバイスへのコマンドの送信ができます。

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