管理サーバーのインストール時には、管理サーバーが使用する DBMS を選択できます。管理サーバーで使用するデータベース管理システム(DBMS)を選択する場合は、管理サーバーが対応できるデバイス数を考慮する必要があります。
次の表に、有効な DBMS オプションとその使用上の制限を示します。
DBMS に関する制限
DBMS |
制限 |
---|---|
SQL Server Express Edition 2012 以降 |
10,000 台未満のデバイスに対して単一の管理サーバーを実行する場合は、この DBMS を使用してください。 ソフトウェアインベントリタスクを無効にし、(Kaspersky Endpoint Security ポリシーの設定で)起動したアプリケーション上の管理サーバーの通知を無効にすることを推奨します。詳細については、データベースの容量の計算トピックを参照してください。 管理サーバーと別のアプリケーションで同時に SQL Server Express Edition DBMS を使用することは厳重に禁じられています。 Microsoft SQL Express データベースは、[Windows Update の同期の実行]タスクではサポートされていません。 |
Express を除く2014 以降のローカル SQL Server Edition |
制限なし。 |
Express を除く2014 以降のリモート SQL Server Edition |
両方のデバイスが同じ Windows® ドメインにある場合のみ有効。ドメインが異なる場合は、両方のデバイス間で双方向の信頼された接続を確立する必要があります。 |
ローカルまたはリモートの MySQL 5.5、5.6、5.7(MySQL バージョン 5.5.1、5.5.2、5.5.3、5.5.4、5.5.5 はサポートされません) |
単一の管理サーバーで 10,000 台以上のデバイスを管理する場合は、推奨されません。 ソフトウェアインベントリタスクを無効にし、(Kaspersky Endpoint Security ポリシーの設定で)起動したアプリケーション上の管理サーバーの通知を無効にすることを推奨します。詳細については、データベースの容量の計算トピックを参照してください。 |
ローカルまたはリモート MySQL 8.0.20 以降 |
単一の管理サーバーで 50,000 台以上のデバイスを管理する場合は、推奨されません。 ソフトウェアインベントリタスクを無効にし、(Kaspersky Endpoint Security ポリシーの設定で)起動したアプリケーション上の管理サーバーの通知を無効にすることを推奨します。詳細については、データベースの容量の計算トピックを参照してください。 |
ローカルまたはリモートの MariaDB サーバー 10.3、MariaDB 10.3 (ビルド 10.3.22 以降) |
単一の管理サーバーで 20,000 台以上のデバイスを管理する場合は、推奨されません。 ソフトウェアインベントリタスクを無効にし、(Kaspersky Endpoint Security ポリシーの設定で)起動したアプリケーション上の管理サーバーの通知を無効にすることを推奨します。詳細については、データベースの容量の計算トピックを参照してください。 |
SQL Server 2019 を DBMS として使用しており、累積パッチ CU12 以降をインストールしていない場合、Kaspersky Security Center をインストールした後に次の手順を実行する必要があります:
USE KAV
GO
ALTER DATABASE SCOPED CONFIGURATION SET TSQL_SCALAR_UDF_INLINING = OFF
GO
再起動しないと、SQL Server 2019 の使用時に「There is insufficient system memory in resource pool 'internal' to run this query」などのエラーが発生する場合があります。
管理サーバーと別のアプリケーションで同時に SQL Server Express Edition DBMS を使用することは厳重に禁じられています。