カスタムインストールパッケージの作成

以下のような用途でカスタムインストールパッケージを使用できます:

カスタムインストールパッケージは、複数のファイルを含んだフォルダーです。カスタムインストールパッケージは、圧縮ファイルを元に作成します。圧縮ファイルには、カスタムインストールパッケージに含める必要のあるファイルが含まれているようにします。カスタムインストールパッケージを作成するときに、コマンドラインのパラメータを指定できます(例:製品をサイレントモードでインストールするためのパラメータ)。

脆弱性とパッチ管理(VAPM)機能の有効なライセンスをお持ちの場合は、関連するカスタムインストールパッケージの既定のインストール設定を変換し、カスペルスキーのエキスパートが推奨する値を使用できます。対応する実行ファイルが、サードパーティ製品の定義データベースに含まれている場合にのみ、カスタムインストールパッケージの作成中に設定が自動的に変換されます。

カスタムインストールパッケージを作成するには:

  1. 次のいずれかの手順を実行します:
    • メインメニューで、[検出と製品の導入]→[導入と割り当て]→[インストールパッケージ]の順に移動します。
    • メインメニューで、[操作]→[リポジトリ]→[インストールパッケージ]の順に選択します。

    管理サーバーで利用可能なインストールパッケージのリストが表示されます。

  2. 追加]をクリックします。

    新規パッケージウィザードが起動します。[次へ]をクリックしながらウィザードに沿って手順を進めます。

  3. インストールパッケージをファイルから作成するオンにします。
  4. パッケージ名を指定して、[参照]をクリックします。

    ブラウザーで Windows 標準の[ファイルを開く]ウィンドウが開き、インストールパッケージを作成するファイルを選択できます。

  5. 事前に準備しておいた圧縮ファイルを選択します。

    ZIP、CAB、TAR、または TAR.GZ ファイルをアップロードできます。インストールパッケージを SFX ファイル(自己解凍型の圧縮ファイル)から作成することはできません。

    パッケージのインストール中に設定が変換されるようにする場合は、[ウィザードの終了後、Kaspersky Security Center で認識されたアプリケーションの設定値を推奨値に変換する]をオンにして、[次へ]をクリックします。

    Kaspersky Security Center 管理サーバーへのファイルのアップロードが開始されます。

    推奨インストール設定の使用を有効にした場合、Kaspersky Security Center 15.1 は実行ファイルがサードパーティ製品の定義データベースに含まれているかどうかをチェックします。チェックが成功すると、ファイルが認識されたことを知らせる通知が表示されます。設定が変換され、カスタムインストールパッケージが作成されます。追加の操作は必要ありません。[終了]をクリックしてウィザードを終了します。

  6. 指定された圧縮ファイルから展開されたファイルのリストから実行ファイルを選択し、実行ファイルのコマンドラインパラメータを指定します。

    インストールパッケージから製品をサイレントモードでインストールするためのコマンドラインのパラメータを指定できます。コマンドラインのパラメータの指定は省略可能です。

    カスタムインストールパッケージを作成するプロセスが開始されます。

    プロセスが終了すると、ウィザードで通知されます。

    インストールパッケージが作成されなかった場合も、メッセージで通知されます。

  7. 終了]をクリックしてウィザードを終了します。

作成したインストールパッケージは、管理サーバーの共有フォルダーのパッケージ用のサブフォルダーにダウンロードされます。ダウンロード後、インストールパッケージがインストールパッケージのリストに表示されます。

管理サーバーで利用できるインストールパッケージのリストで、カスタムインストールパッケージの名前をクリックすることで次の操作を実行できます:

カスタムパッケージの作成中にパッケージのインストール設定を推奨値に変換した場合は、[設定]と[インストール手続き]の 2 つの追加セクションが、カスタムインストールパッケージのプロパティの[設定]タブに表示される場合があります。

設定]セクションには、表に示す次のプロパティが表示されます:

インストール手続き]セクションには、カスタムインストールパッケージに含まれているアップデートの次のプロパティを指定する表が表示されます:

関連項目:

インストールパッケージの作成

画面表示による通知の確認

シナリオ:Kaspersky Security Center Web コンソールを使用したカスペルスキー製品の導入

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