Kaspersky Security Center 15.1 は、MariaDB DBMS をサポートしています。サポートされる MariaDB のバージョンの詳細は、「ハードウェアおよびソフトウェア要件」セクションを参照してください。
Kaspersky Security Center に MariaDB DBMS を使用する場合、InnoDB および MEMORY ストレージおよび UTF-8 と UCS-2 のエンコーディングのサポートを有効にします。
my.ini ファイルの推奨設定
my.ini ファイルを設定するには:
[mysqld]
セクションに、次の行を追加します:sort_buffer_size=10M
join_buffer_size=100M
join_buffer_space_limit=300M
join_cache_level=8
tmp_table_size=512M
max_heap_table_size=512M
key_buffer_size=200M
innodb_buffer_pool_size= <
値
>
innodb_thread_concurrency=20
innodb_flush_log_at_trx_commit=0
innodb_lock_wait_timeout=300
max_allowed_packet=32M
max_connections=151
max_prepared_stmt_count=12800
table_open_cache=60000
table_open_cache_instances=4
table_definition_cache=60000
innodb_buffer_pool_size
の値は、想定される KAV データベースのサイズの 80% 以上に設定する必要があります。指定されたメモリは、サーバーの起動時に割り当てられることに注意してください。データベースのサイズが指定されたバッファサイズより小さい場合、必要なメモリのみが割り当てられます。MariaDB 10.4.3 以前を使用する場合、割り当てられたメモリの実際のサイズは、指定されたバッファー サイズよりも約 10% 大きくなります。
このパラメータの値を「1」または「2」にすると MariaDB の動作速度に悪影響を及ぼす可能性があるため、パラメータには「innodb_flush_log_at_trx_commit=0
」を使用してください。innodb_file_per_table
パラメータが 1
に設定されていることを確認します。
MariaDB 10.6 の場合は、[mysqld]セクションに次の行を追加で入力します:
optimizer_prune_level=0
optimizer_search_depth=8
既定では、オプティマイザのアドオン「join_cache_incremental
、「join_cache_hashed
」および「join_cache_bka
」は有効になっています。これらのアドオンが無効になっている場合は、有効にする必要があります。
オプティマイザのアドオンが有効になっているかどうかを確認するには:
SELECT @@optimizer_switch;
join_cache_incremental=on
join_cache_hashed=on
join_cache_bka=on
これらの行が存在して値に「on
」が指定されている場合は、オプティマイザのアドオンは有効です。
これらの行が存在しない、または値に「off
」が指定されている場合は、以下を実行してください:
[mysqld]
セクションに、次の行を追加します:optimizer_switch='join_cache_incremental=on'
optimizer_switch='join_cache_hashed=on'
optimizer_switch='join_cache_bka=on'
アドオン「join_cache_incremental
」、「join_cache_hash
」および「join_cache_bka
」が有効になりました。