Kaspersky Security Center のフェールオーバークラスター用のノードの準備

Kaspersky Security Center のフェールオーバークラスタのアクティブノードとパッシブノードとして動作する 2 台のコンピューターを準備します。

Kaspersky Security Center のフェールオーバークラスター向けのノードを準備するには:

  1. 2 台のコンピューターがシステム要件を満たしていることを確認してください。これらのコンピューターはフェールオーバークラスターのアクティブノードおよびパッシブノードとして動作します。
  2. ファイルサーバーと両方のノードが同じドメインに属していることを確認してください。
  3. 次のいずれかの手順を実行します:
    • 各ノードでセカンダリネットワークアダプターを設定します。

      セカンダリネットワークアダプターは、物理的または仮想的に使用することができます。物理ネットワークアダプターを使用する場合は、標準のオペレーティングシステムツールを使用して接続し、設定してください。仮想ネットワークアダプターを使用する場合は、サードパーティ製ソフトウェアを使用して作成してください。

      次の条件を満たしていることを確認してください:

      • セカンダリネットワークアダプターが無効になっています。

        セカンダリネットワークアダプターを無効な状態で作成するか、作成後無効にすることができます。

      • 両方のノードのセカンダリネットワークアダプターは同じ IP アドレスを持っています。
    • サードパーティのロードバランサーを使用している。たとえば、nginx サーバーを使用できます。この場合、次の操作を行ってください:
      1. Linux ベースで nginx がインストールされた専用のコンピューターを準備します。
      2. ロードバランシングの設定をします。アクティブノードをメインサーバー、パッシブノードをバックアップサーバーとして設定します。
      3. nginx サーバーで、管理サーバーのポートをすべて開きます: TCP 13000、UDP 13000、TCP 13291、TCP 13299 および TCP 17000。
  4. 両方のノードとファイルサーバーを再起動します。
  5. ファイルサーバーの準備のステップで作成した 2 つの共有フォルダーを各ノードにマップします。共有ドライブはネットワークドライブとしてマップする必要があります。2 つのフォルダーをマップする際、使用されていないドライブ文字を選択することができます。共有フォルダーにアクセスするには、シナリオのステップ 1 で作成したユーザーアカウントの資格情報を使用してください。

ノードの準備ができました。Kaspersky Security Center のフェールオーバークラスターを導入するには、シナリオの手順に従ってください。

関連項目:

Kaspersky Security Center のフェールオーバークラスターについて

シナリオ:Kaspersky Security Center のフェールオーバークラスターの導入

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