組織内で仮想管理サーバーを使用する場合、仮想管理サーバーごとに専任の管理者を割り当てることができます。たとえば、仮想管理サーバーを作成して組織の個別のオフィスや部門を管理する場合や、MSP プロバイダーで仮想管理サーバーを介してテナントを管理する場合に便利です。
仮想管理サーバーを作成すると、プライマリ管理サーバーのユーザーリストとすべてのユーザー権限が継承されます。ユーザーがプライマリサーバーへのアクセス権を持っている場合、このユーザーは仮想サーバーへのアクセス権も持っています。作成後、サーバーへのアクセス権を個別に設定します。仮想管理サーバーのみに管理者を割り当てる場合は、管理者がプライマリ管理サーバーへのアクセス権を持っていないことを確認してください。
仮想管理サーバーへの管理者アクセス権を付与することにより、仮想管理サーバーの管理者を割り当てます。次のいずれかの方法で、必要なアクセス権を付与できます:
Kaspersky Security Center Web コンソールにサインインするには、仮想管理サーバーの管理者が仮想管理サーバーの名前、ユーザー名、およびパスワードを指定します。Kaspersky Security Center Web コンソールは管理者を認証し、管理者がアクセス権を持つ仮想管理サーバーを開きます。管理者は、管理サーバーを切り替えることはできません。
必須条件
開始する前に、次の条件が満たされていることを確認してください:
アクセス権の手動設定
仮想管理サーバーの管理者を割り当てるには:
管理サーバーのプロパティウィンドウが開きます。
プライマリ管理サーバーと現在の仮想管理サーバーのユーザーの統合リストが表示されます。
選択したユーザーが[アクセス権]タブのユーザーリストに追加されます。
認証が成功するためには、管理者には少なくとも次の権限が必要です:
変更されたユーザー権限が管理者アカウントに保存されます。
ユーザーロールの割り当てによるアクセス権の設定
あるいは、ユーザーロールを介して仮想管理サーバー管理者にアクセス権を付与することもできます。たとえば、同じ仮想管理サーバーに複数の管理者を割り当てる場合に便利です。この場合、複数の管理者に同じユーザー権限を構成する代わりに、管理者のアカウントに同じ 1 つ以上のユーザーロールを割り当てることができます。
ユーザーロールを割り当てて仮想管理サーバーの管理者を割り当てるには:
ロールが管理者アカウントに割り当てられます。
オブジェクトレベルでのアクセス権の設定
機能領域レベルでのアクセス権の割り当てに加えて、仮想管理サーバー上の特定のオブジェクト(特定の管理グループやタスクなど)へのアクセスを設定できます。これを行うには、仮想管理サーバーに切り替えてから、オブジェクトのプロパティでアクセス権を設定します。