このシナリオに従うと、Kaspersky XDR Expert の管理下で Kaspersky Security Center Windows から、管理対象デバイスとその他のグループオブジェクト(ポリシー、タスク、グローバルタスク、タグ、およびデバイスの抽出)を含む管理グループ構造を転送できます。
制限事項:
実行するステップ
移行シナリオは段階的に進行します:
Kaspersky XDR Expert への移行は、移行ウィザードを使用して行います。移行ウィザードの手順は、Kaspersky Security Center Windows および Kaspersky XDR Expert の管理サーバーが階層に配置されているかどうかによって異なります:
Kaspersky Security Center Windows の管理サーバーが Kaspersky XDR Expert の管理サーバーのセカンダリとして機能する場合は、このオプションをオンにします。OSMP コンソール内で移行プロセスを管理し、サーバー間を切り替えます。このオプションを使用する場合は、管理サーバーを階層構造にまとめて、移行手順を簡素化できます。これを行うには、移行を開始する前に階層を作成します。
Kaspersky Security Center Windows と Kaspersky XDR Expert の管理サーバーが階層化されていない場合は、このオプションをオンにします。移行プロセスは、Kaspersky Security Center Windows のインスタンスと OSMP コンソールの 2 つのコンソールで管理します。この場合、Kaspersky Security Center Windows からのエクスポート中に作成およびダウンロードしたエクスポートファイル(ZIP アーカイブ)を使用し、このファイルを Kaspersky XDR Expert にインポートします。
Kaspersky Security Center Windows を開き、移行ウィザードを実行します。
移行ウィザードを続行して、エクスポートされたデータを Kaspersky XDR Expert にインポートします。
サーバーが階層に配置されている場合、同じウィザード内でエクスポートが成功する時、インポートが自動的に開始されます。サーバーが階層に配置されていない場合は、Kaspersky XDR Expert に切り替えた後、移行ウィザードを続行します。
移行ウィザードによる転送できないオブジェクトと設定も転送したい場合があります。たとえば、さらに次のことを実行できます:
移行を完了するには、インポートされた管理対象デバイスを Kaspersky XDR Expert の管理下に移動します。次のいずれかの方法で、これを行うことができます:
管理サーバーの変更タスクを使用して、特定のクライアントデバイスの管理サーバーを別のサーバーに変更します。
klmover ユーティリティを使用して、新しい管理サーバーの接続設定を指定します。
新しいネットワークエージェントインストールパッケージを作成し、インストールパッケージのプロパティで新しい管理サーバーの接続設定を指定します。インストールパッケージを使用して、リモートインストールタスク経由でインポートされた管理対象デバイスにネットワークエージェントをインストールします。
スタンドアロンインストールパッケージを作成および使用して、ネットワークエージェントをローカルにインストールすることもできます。
Kaspersky XDR Expert 管理サーバーで、管理対象デバイスのリスト([アセット(デバイス)]→[管理対象デバイス])を開き、[可視]、[ネットワークエージェントがインストール済み]および[前回の管理サーバーへの接続]列の値を確認します。
データ移行のその他の方法
移行ウィザードのほかに、特定のタスクとポリシーを転送することもできます: