APNs 証明書の取得
既に APNs 証明書をお持ちの場合は、新しく作成する代わりに更新を検討してください。既存の APNs 証明書を新しく作成した証明書に置換すると、管理サーバーは現在接続されている iOS モバイルデバイスの管理ができなくなります。
APNs 証明書ウィザードの最初のステップで証明書署名リクエスト(CSR)が作成される時に、その秘密鍵がデバイスの RAM に保存されます。したがって、ウィザードのすべてのステップを中断することなく最後まで実行する必要があります。
APNs 証明書を取得するには:
- コンソールツリーの[モバイルデバイス管理]フォルダーで、[モバイルデバイスサーバー]サブフォルダーを選択します。
- [モバイルデバイスサーバー]フォルダーの作業領域で、iOS MDM サーバーを選択します。
- iOS MDM サーバーのコンテキストメニューで、[プロパティ]を選択します。
iOS MDM サーバーのプロパティウィンドウが表示されます。
- iOS MDM サーバーのプロパティウィンドウで[証明書]セクションを選択します。
- [証明書]セクションの[Apple Push Notification 証明書]で[新規リクエスト]をクリックします。
APNs 証明書の取得ウィザードが開始され、[新規リクエスト]ウィンドウが表示されます。
- 証明書署名リクエスト(以降「CSR」と表記)を作成します。それには、次の操作を実行します:
- [CSR の作成]をクリックします。
- 表示される[CSR の作成]ウィンドウで、リクエストの名前、会社名と部門、所在地を指定します。
- [保存]をクリックし、CSR を保存するファイルの名前を指定します。
証明書の秘密鍵がデバイスのメモリに保存されます。
- 作成した CSR ファイルを、カンパニーアカウントを使用してカスペルスキーに送信し、署名を要求します。
CSR への署名は、モバイルデバイス管理の使用を許可する鍵をカスペルスキーカンパニーアカウントポータルにアップロードするまで受けられません。
オンラインリクエストの処理の後、カスペルスキーによって署名された CSR ファイルが送られてきます。
- 任意の Apple ID を使用して、署名済み CSR ファイルを Apple Inc. の Web サイトに送信します。
個人の Apple ID の使用は避けてください。法人用に専用の Apple ID を作成してください。Apple ID を作成した後、それを組織のメールボックスにリンクします。従業員のメールボックスにはリンクしないでください。
Apple Inc. で CSR の処理が終わると、APNs 証明書の公開鍵が送られてきます。そのファイルをディスクに保存します。
- CSR の生成時に作成された秘密鍵とともに、APNs 証明書を PFX ファイル形式でエクスポートします。次の操作を行います:
- [新規 APNs 証明書のリクエスト]ウィンドウで、[CSR の完了]をクリックします。
- [開く]ウィンドウで、CSR 処理の結果として Apple Inc. から受け取った証明書の公開鍵が入ったファイルを選択し、[開く]をクリックします。
証明書のエクスポートが開始されます。
- 次のウィンドウで、秘密鍵のパスワードを入力し、[OK]をクリックします。
このパスワードは、iOS MDM サーバーに APNs 証明書をインストールするために使用されます。
- [APNs 証明書の保存]ウィンドウで、APNs 証明書のファイル名を指定し、フォルダーを選択し、[保存]をクリックします。
証明書の秘密鍵と公開鍵が組み合わされ、APNs 証明書が PFX フォーマットで保存されます。その後、iOS MDM サーバーにこの APNs 証明書をインストールできます。
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