管理サーバー用 DBMS の選択

管理サーバーで使用するデータベース管理システム(DBMS)を選択する場合は、管理サーバーが対応できるデバイス数を考慮する必要があります。

次の表に、有効な DBMS オプションとその使用上の推奨事項と制限事項を示します。

DBMS に関する推奨事項と制限事項

DBMS

推奨事項と制限事項

SQL Server Express Edition 2016 以降

10,000 台未満のデバイスに対して単一の管理サーバーを実行する予定で、管理対象デバイスにアプリケーションコントロールコンポーネントを使用しない場合は、この DBMS を使用してください。

管理サーバーと別のアプリケーションで同時に SQL Server Express Edition DBMS を使用することは厳重に禁じられています。

Express を除く2016 以降のローカル SQL Server Edition

制限なし。

Express を除く2016 以降のリモート SQL Server Edition

両方のデバイスが同じ Windows® ドメインにある場合のみ有効。ドメインが異なる場合は、両方のデバイス間で双方向の信頼された接続を確立する必要があります。

ローカルまたはリモートの MySQL 5.5、5.6、5.7(MySQL バージョン 5.5.1、5.5.2、5.5.3、5.5.4、5.5.5 はサポートされません)

10,000 台未満のデバイスに対して単一の管理サーバーを実行する予定で、管理対象デバイスにアプリケーションコントロールコンポーネントを使用しない場合は、この DBMS を使用してください。

ローカルまたはリモート MySQL 8.0.20 以降

50,000 台未満のデバイスに対して単一の管理サーバーを実行する予定で、管理対象デバイスにアプリケーションコントロールコンポーネントを使用しない場合は、この DBMS を使用してください。

ローカルまたはリモートの MariaDB(サポートされているバージョンを参照

20,000 台未満のデバイスに対して単一の管理サーバーを実行する予定で、管理対象デバイスにアプリケーションコントロールコンポーネントを使用しない場合は、この DBMS を使用してください。

PostgreSQL、Postgres Pro(サポートされているバージョンを参照

50,000 台未満のデバイスに対して単一の管理サーバーを実行する予定で、管理対象デバイスにアプリケーションコントロールコンポーネントを使用しない場合は、これらの DBMS のいずれかを使用してください。

SQL Server 2019 を DBMS として使用しており、累積パッチ CU12 以降をインストールしていない場合、Kaspersky Security Center をインストールした後に次の手順を実行する必要があります:

  1. SQL Management Studio を使用して、SQL Server に接続します。
  2. 次のコマンドを実行します(データベース名に別の名前を選択し、「KAV」の代わりに使用する場合):

    USE KAV

    GO

    ALTER DATABASE SCOPED CONFIGURATION SET TSQL_SCALAR_UDF_INLINING = OFF

    GO

  3. SQL Server 2019 サービスを再起動します。

再起動しないと、SQL Server 2019 の使用時に「There is insufficient system memory in resource pool 'internal' to run this query」などのエラーが発生する場合があります。

関連項目:

DBMS および管理サーバーのハードウェア要件

DBMS の選択

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