このセクションでは、オンプレミスの Kaspersky Security Center Web コンソールインスタンスで実行されている管理サーバーから Kaspersky Security Center Cloud コンソールで実行されている管理サーバーへの管理対象デバイスとポリシーやタスク、レポートなどの関連オブジェクトの移行について説明します。1 つの管理グループを移行範囲に含めて、Kaspersky Security Center Cloud コンソール内で同じ管理グループを復元できます。
このグループには、単一のオペレーティングシステムの管理対象デバイスが含まれている必要があります。ネットワークに異なるオペレーティングシステムまたは Linux ディストリビューションのデバイスが含まれている場合は、それらを異なる管理グループに割り当ててから、各グループを個別に移行します。
移行が完了すると、移行の対象範囲内にあるすべてのネットワークエージェントが Kaspersky Security Center Cloud コンソールを介してアップグレードおよび管理されます。
このセクションに記載されている手順は、管理サーバーの階層が存在しない場合、つまり、Kaspersky Security Center Cloud コンソールと、オンプレミスで実行されている Kaspersky Security Center Web コンソール間に接続が確立されていない場合に実行される移行プロセスを対象としています。
必須条件
開始する前に、次を実行します:
パスワードが既に設定されている場合は、Kaspersky Security Center Web コンソールで次のいずれかを実行します:
Windows デバイスに Kaspersky Endpoint Security for Windows によって暗号化されたファイルまたはフォルダーが保存されていた場合、ネットワークエージェントのアップグレードは移行プロセス中にキャンセルされます。デバイスのすべてのデータを復号化し、暗号化機能を無効にするように指示する通知が表示されます。
Kaspersky Security Center Cloud コンソールで管理可能な管理対象デバイスは、1 つの管理サーバーあたり最大 25,000 台です。
移行手順
Kaspersky Security Center Cloud コンソールへの移行は、次の手順で実行します:
移行プロセスの範囲を見積もり(エクスポートする管理グループを確認し)、その中の管理対象デバイスの数を評価します。また、移行の前に満たしておくべき要件(前提条件)としてリストアップされているすべてのアクティビティが正常に完了していることを確認してください。
オンプレミスで実行されている Kaspersky Security Center Web コンソールの移行ウィザードを使用して、管理対象デバイスをそのオブジェクトとともにエクスポートします。
エクスポートファイルの最大サイズは 4 GB です。
管理対象デバイスやオブジェクトに関する情報を Kaspersky Security Center Cloud コンソールに転送します。このためには、Kaspersky Security Center Cloud コンソールの移行ウィザードを使用してエクスポートファイルをインポートし、ネットワークエージェントのスタンドアロンインストールパッケージを作成します。
オンプレミスで実行している Kaspersky Security Center Web コントロールの移行ウィザードに戻り、リモートインストールタスクを作成します。このタスクを(即時または後で)使用して、管理対象デバイスにネットワークエージェントを再インストールし、移行プロセスを完了することができます。
結果
移行の完了後に、移行が成功したことを確認できます: