サイレントモードでの Light Agent for Linux のインストール

Light Agent for Linux をインストールする仮想マシンのオペレーティングシステムで fanotify 機能がサポートされていない場合、インストールを開始する前に、オペレーティングシステムカーネルのソースコードが既定のフォルダーに保存されていることと、コンパイルパッケージ(gcc、binutils、glibc、glibc-devel、make、ld)がインストールされていることを確認してください。

サイレントモードでコマンドラインから Light Agent for Linux をインストールするには:

  1. 設定ファイルの lightagent.ini で、インストールスクリプトによる Light Agent for Linux の初期設定時に使用する設定を指定します。ファイル lightagent.ini は Light Agent for Linux の配布パッケージに含まれています。次の設定を指定できます:
    • ACCEPT_EULA_AND_PRIVACYPOLICY - ユーザーとカスペルスキーとの間で締結する使用許諾契約書の条項、およびデータの処理と送信について記述したプライバシーポリシーに同意します。取り得る値:yesno

      製品をインストールするには、使用許諾契約書とプライバシーポリシーの条件に同意する必要があります。

      このパラメータを yes に設定することで、次のことを確認できます:

      • 使用許諾契約書の内容をすべて確認し、理解した上で条項に同意します。
      • プライバシーポリシーの内容をすべて確認し、プライバシーポリシーの記載に従ってデータが処理されて送信される(第三国への送信も含む)ことを理解し、同意します。

      使用許諾契約書とプライバシーポリシーは、製品の配布キットに含まれています。

    • CONNECTOR_LOCALE - Light Agent for Linux のローカライズ言語の ID。取り得る値:ruenfrdezh-Hanszh-Hantja
    • DEFAULT_KERNEL_SOURCES - オペレーティングシステムカーネルのソースコードの既定のパスを使用するかどうか。取り得る値:yesno

      fanotify 技術がオペレーティングシステムでサポートされていない場合、オペレーティングシステムカーネルのソースコードを既定のフォルダーに配置して、「DEFAULT_KERNEL_SOURCES=yes」という値を指定する必要があります。この操作を実行しないと、Light Agent のインストールがエラーで失敗します。

  2. 設定ファイルの klnagent.ini で、インストールスクリプトによるネットワークエージェントの初期設定時に使用する設定を指定します。ファイル klnagent.ini は Light Agent for Linux の配布パッケージに含まれています。次の設定を指定できます:
    • KLNAGENT_SERVER - Kaspersky Security Center 管理サーバーがインストールされているデバイスの IPv4 形式による IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名(FQDN)。
    • KLNAGENT_PORT - ネットワークエージェントを管理サーバーに接続するために使用するポート番号。Kaspersky Security Center 管理サーバーは、既定でポート 14000 を使用します。
    • KLNAGENT_SSLPORT - SSL 証明書を使用してネットワークエージェントを管理サーバーに接続するために使用するポート番号。管理サーバーは、既定でポート 13000 を使用します。
    • KLNAGENT_USESSL - 管理サーバーへの接続で SSL 接続を使用するかどうか。取り得る値:1(SSL 接続を使用する)または 0(SSL 接続を使用しない)。
    • KLNAGENT_GW_MODE - 接続ゲートウェイを経由して管理サーバーに接続するかどうか。取り得る値:1 または 0

      パラメータの値は、<パラメータ名>=<値> の形式で入力する必要があります。パラメータ名と値の間の空白文字は無視されます。

  3. 次のいずれかの手順を実行します:
    • 次のコマンドを実行してインストールスクリプトを開始します:

      # sh lightagent-5.2.X-X-bundle.sh --auto-install=<Light Agent for Linux の設定情報ファイルのパス> --klnagent-auto-install=<ネットワークエージェントの設定情報ファイルのパス>

      各パラメータの説明:

      • 5.2.X-X は製品のバージョン番号です。
      • <Light Agent for Linux の設定情報ファイルのパス> は、初期設定用の設定情報ファイル lightagent.ini の完全パスです(ステップ 1 で作成したもの)。インストールスクリプトにより、このファイルで指定された設定が、Light Agent for Linux の初期設定時に使用されます。
      • <ネットワークエージェントの設定情報ファイルのパス> は、初期設定用の設定情報ファイル klnagent.ini の完全パスです(ステップ 2 で作成したもの)。インストールスクリプトにより、このファイルで指定された設定が、ネットワークエージェントの初期設定時に使用されます。
    • KLAUTOANSWERS 環境変数を宣言し、次のコマンドを実行してインストールスクリプトを開始します:

      # export KLAUTOANSWERS=<ネットワークエージェントの設定情報ファイルのパス>

      # export KLLIGHTAGENTAUTOANSWERS=<Light Agent for Linux の設定情報ファイルのパス>

      # sh lightagent-5.2.X-X-bundle.sh

      各パラメータの説明:

      • 5.2.X-X は製品のバージョン番号です。
      • <Light Agent for Linux の設定情報ファイルのパス> は、初期設定用の設定情報ファイル lightagent.ini の完全パスです(ステップ 1 で作成したもの)。インストールスクリプトにより、このファイルで指定された設定が、Light Agent for Linux の初期設定時に使用されます。
      • <ネットワークエージェントの設定情報ファイルのパス> は、初期設定用の設定情報ファイル klnagent.ini の完全パスです(ステップ 2 で作成したもの)。インストールスクリプトにより、このファイルで指定された設定が、ネットワークエージェントの初期設定時に使用されます。

        Light Agent for Linux の初期設定用の設定ファイルのパスとネットワークエージェントの初期設定用の設定ファイルのパスは同一でもかまいません。つまり、2 つの設定ファイルを単一の設定ファイルにまとめることができます。

    コマンドラインのパラメータ --auto-install は、環境変数より優先されます。

    それにより、インストールスクリプトが次の手順を実行します:

    1. Kaspersky Security Center ネットワークエージェントをインストールし初期設定します。

      必要なバージョンのネットワークエージェントが既にインストールされている場合、このステップはスキップされます。

    2. Light Agent for Linux をインストールし初期設定します。
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