Light Agent で利用可能な Kaspersky Managed Detection and Response 機能を有効にする可能性が拡張されました。
ライセンス情報ファイルまたはアクティベーションコードを使用して SVM にライセンスを追加することで、ライセンスに基づいて Light Agent for Linux と Kaspersky Managed Detection and Response の連携機能をアクティベートできます。以前は、ライセンスによるアクティベーションは不可能でした。アクティベーションには、MDR BLOB ファイルをデバイスにアップロードする必要がありました。
Light Agent for Windows と Kaspersky Managed Detection and Response の連携機能をアクティベートするには、ライセンス情報ファイルを使用できます。以前は、アクティベーションはアクティベーションコードを使用するか、MDR BLOB ファイルをデバイスにアップロードすることによってのみ可能でした。
ソリューションにおける Light Agent for Windows の役割は、Kaspersky Endpoint Security 12.10 for Windows または Kaspersky Endpoint Security 12.11 for Windows によって実行されます。
Kaspersky Endpoint Security 12.10 for Windows では、次の機能と改善が導入されています:
IOC ファイルとの対話が改善されました。Kaspersky Security Center Web コンソールで IOC ファイルの内容を表示および編集できるようになりました。IOC ファイルをアップロードすると、本製品は IOC 条件がどのように適用されたかに関するレポートを表示します。
検知された IOC に対する脅威対応が改善されました。IOC スキャンタスクによって検知されたファイルを、タスクプロパティの IOC 検知結果で直接隔離できるようになりました。タスクのプロパティでデバイスをネットワークから分離することもできます。
[IOC スキャン]タスクのプロパティで IOC ファイルを直接作成できます。IOC ファイルを作成するには、セキュリティ侵害インジケーターのリストを含む TXT ファイルを準備する必要があります。セキュリティ侵害インジケーターとして、ファイルのハッシュ、IP アドレス、または DNS 名を追加できます。
[IOC スキャン]タスクのスキャン範囲が拡張されました。これで、レジストリ(Windows レジストリ - RegistryItem)で IOC スキャン範囲を設定できます。本製品の以前のバージョンでは、レジストリに対して定義済みの IOC スキャン範囲のみを使用できました。
新しいパスワード保護権限、エクスポート設定を追加しました。既定では、KLAdmin ユーザーのみが本製品のインターフェイスで Kaspersky Endpoint Security for Windows 設定を含む設定情報ファイルを作成できます。その他のユーザーにアクセスを許可する場合は、対応する権限を付与する必要があります。
Kaspersky Endpoint Security 12.11 for Windows では、次の機能と改善が導入されています:
Kaspersky Unified Monitoring and Analysis Platform(KUMA)に送信するイベントリストを設定できるようになりました。KUMA で事前定義されたイベントリストに加えて、テレメトリにイベントを手動で追加したり、Windows イベントログで ID によってイベントを除外したりできるようになりました。
Web コンソールのポリシーインターフェイスのデザインが変更されました。デザインがモダンでスタイリッシュになりました。ポリシーのセクション構造が新しくなり、必要な機能がより素早く見つかります。