シナリオ:APNs 証明書の作成、更新、アップロード

iOS および iPadOS モバイルデバイスを管理(デバイスへのコマンドの送信、またはデバイスの設定の変更による)するには、Apple Push Notification サービス証明書(APNs 証明書)を作成して Kaspersky Next 管理コンソールにアップロードする必要があります。証明書の作成とアップロードの動作は、ワークスペースごとに 1 回実行されます。

APNs 証明書がないと、iOS および iPadOS デバイスを管理できません。

APNs 証明書を作成、更新、またはアップロードするシナリオは、以下の手順で進みます:

  1. Kaspersky Next 管理コンソールで、証明書署名要求(CSR)を作成します。
  2. Apple 社のポータルで、署名した CSR を使用して APNs 証明書を取得し、その証明書をコンピューターに保存します。
  3. 取得した APNs 証明書を Kaspersky Next 管理コンソールにアップロードします。

事前に満たすべき要件

APNs 証明書を作成するには、Apple ID を取得する必要があります。Apple ID をお持ちでない場合は、Apple Push Certificates ポータルで登録してください。個人の Apple ID の使用は避けてください。

APNs 証明書の作成または更新

新しい APNs 証明書を作成する手順と、有効期間が終了した既存の APNs 証明書を更新する手順は、ほぼ同じです。

現在有効な APNs 証明書がある場合は、APNs 証明書を作成または更新しなくても、Kaspersky Next 管理コンソールにアップロードできます。このセクションの 2 番目の手順を参照してください。

APNs 証明書は 1 度の実行で作成されます。署名プロセスにはタイムスタンプがあり、作成プロセスに時間がかかりすぎると期限が切れるので、中断することなく作成の手順に従う必要があります。

APNs 証明書を作成または更新するには:

  1. 推奨]の下にある[使用の開始]タブの[情報パネル]セクションで、[APNs 証明書を作成またはアップデートする]をクリックします。

    [Apple プッシュ通知サービス証明書(APNs 証明書)を作成、アップデート、またはアップロード]ウィザードは、可能なアクションのリストを表示するページから始まります。

  2. APNs 証明書を作成する]または[APNs 証明書を更新する]を選択し、[次へ]をクリックします。

    APNs 証明書を取得するために必要な手順のリストが表示されたページが開きます。

    準備された APNs 証明書のみを Kaspersky Next 管理コンソールにアップロードする場合は、事前に準備された APN 証明書を次の手順でアップロードします。

  3. ウィザードページの手順のリストで、[証明書署名要求(CSR)を作成します]をクリックします。

    CSR の作成]ページが表示されます。

  4. 次の入力フィールドに値を入力します:[名前]、[会社]、[部門]、[市区町村]、[都道府県]、[国と地域]。[名前]フィールドに名前を指定します。

    既定では、[会社]フィールドには会社の名前を指定し、[国と地域]フィールドには会社が所在する国と地域の名前を指定します。これらの入力フィールドはすべて必須です。

  5. CSR の作成]をクリックします。

    CSR ファイルが作成されます。作成した CSR ファイルは、コンピューター上のフォルダーに保存されます。既定では、ダウンロードされたすべてのファイルは[Downloads]フォルダーに保存されます。

    ウィザードの[APNs 証明書の公開鍵をリクエストします]ページで、[次へ]をクリックします。

  6. 表示されたリンクをクリックして、Apple Push Certificates ポータルにログインします。

    新しいブラウザーの新しいタブに[ログイン]ウィンドウが表示され、[Apple ID]と[パスワード]が入力できます。

  7. 社内用の[Apple ID]と[パスワード]を入力し、[ログイン]をクリックします。

    新しいプッシュ証明書の作成]ウィンドウが表示されます。

  8. 参照]をクリックしてコンピューター上の署名済み CSR ファイルを選択し、[アップロード]をクリックします。

    サードパーティサーバーの証明書]ウィンドウが開き、証明書が表示されます。

  9. 証明書のデータ文字列で、[ダウンロード]をクリックします。

    APNs 証明書がコンピューター上のフォルダーに保存されます。

  10. Kaspersky Next 管理コンソールで、ウィザードの[APNs 証明書の公開鍵をリクエストします]ページの[次へ]をクリックします。
  11. 開いた[準備した APNs 証明書を管理コンソールにアップロードします]ページで[参照]をクリックし、表示されたコンピューター上のファイルのリストから APNs 証明書ファイルを選択します。
  12. 次へ]をクリックします。

    ダウンロードしたファイルの名前、認証センターの名前、および証明書の有効期間の開始日と終了日を含む[Apple Push Notification Service 証明書の詳細]ページが表示されます。

  13. 次へ]をクリックします。

    パスワードで保護された APNs 証明書のバックアップコピーをコンピューターのハードディスクに作成するよう要求するページが表示されます。

  14. APNs 証明書に対する処理を選択します:
    • バックアップコピーを作成せずに APNs 証明書の作成またはアップデートを完了する。
    • コンピューターのハードドライブにパスワードで保護された APNs 証明書のコピーを作成する。

    既定では[コンピューターのハードドライブにパスワードで保護された APNs 証明書のコピーを作成する]がオンになっています。

  15. APNs 証明書のコピーの作成を含むオプションを選択した場合は、APNs 証明書を保護するためのパスワードを入力し、パスワードを確認して、[APNs 証明書の保護されたコピーを保存する]をクリックします。
  16. OK]をクリックします。

    APNs 証明書のコピーの作成を含むオプションを選択した場合、パスワードで保護された APNs 証明書のコピーがコンピューターのハードディスクに保存されます。APNs 証明書の準備ウィザードが終了します。

APNs 証明書の作成または更新が完了しました。APN 証明書が Kaspersky Next 管理コンソールにアップロードされます。

APNs 証明書を作成または更新する手順の各ステップで、前のステップに戻るには、[戻る]をクリックします。

APNs 証明書の作成または更新の完了後、iOS および iPadOS デバイスの Kaspersky Next への接続や、iOS および iPadOS デバイスへのコマンドの送信、iOS および iPadOS デバイスへのアプリのインストール、セキュリティプロファイルを使用したデバイスの設定などが行えます。

事前に準備した APNs 証明書のアップロード

事前に準備した APN 証明書を Kaspersky Next 管理コンソールにアップロードするには:

  1. 推奨]の下にある[使用の開始]タブの[情報パネル]セクションで、[APNs 証明書を作成またはアップデートする]をクリックします。

    [Apple プッシュ通知サービス証明書(APNs 証明書)を作成、アップデート、またはアップロード]ウィザードは、可能なアクションのリストを表示するページから始まります。

  2. 準備した APNs 証明書をアップロードする]をオンにして、[次へ]をクリックします。

    以前に準備した APNs 証明書をアップロードする]ページが表示されます。

  3. 以前に準備した APNs 証明書をアップロードする]ページで[参照]をクリックし、表示されたコンピューター上のファイルのリストから APNs 証明書ファイルを選択します。
  4. 次へ]をクリックします。

    APNs 証明書ファイルがパスワードで保護されている場合、パスワードを要求するページが開きます。

  5. パスワードを要求するページで APNs 証明書ファイルを保護するパスワードを入力し、[次へ]をクリックします。

    ダウンロードしたファイルの名前、認証センターの名前、および証明書の有効期間の開始日と終了日を示す[ダウンロードした証明書ファイルの詳細]ページが表示されます。

    APNs 証明書ファイルが現在使用しているワークスペースに対応していない場合、エラーメッセージが表示されます。

  6. OK]をクリックします。

APN 証明書が Kaspersky Next 管理コンソールにアップロードされます。

APNs 証明書をアップロードする手順の各ステップで、前のステップに戻るには、[戻る]をクリックします。

APNs 証明書のアップロード完了後、iOS および iPadOS デバイスの Kaspersky Next への接続や、iOS および iPadOS デバイスへのコマンドの送信、iOS および iPadOS デバイスへのアプリのインストール、セキュリティプロファイルを使用したデバイスの設定などが行えます。

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