ウェブコントロールを使用して、Android デバイスユーザーの Web サイトへのアクセスを設定できます。ウェブコントロールは、Kaspersky Endpoint Security for Android アプリに含まれています。ウェブコントロールを使用すると、悪意のあるコードを拡散するように設計された悪意のある Web サイトへのアクセスをブロックできます。ウェブコントロールは、ユーザーから機密データ(オンラインバンキングや決済システムのパスワードなど)を盗むように設計された偽の Web サイト(フィッシングサイト)へのアクセスもブロックします。ウェブコントロールは、Kaspersky Security Network クラウドサービスを使用して Web サイトを開く前にスキャンします。スキャン後ウェブコントロールは、信頼する Web サイトは読み込みを許可し、悪意のある Web サイトはブロックします。
ウェブコントロールは、Kaspersky Security Network クラウドサービスで定義されたカテゴリによる Web サイトのフィルタリングにも対応しています。フィルタリングにより、特定のカテゴリの Web サイト(たとえば「ギャンブル、宝くじ、懸賞」や「インターネットコミュニケーション」などのカテゴリ)に対するユーザーのアクセスを制限できます。
ウェブコントロールは、サポートされているバージョンの Google Chrome でのみ機能し、他のブラウザーでは機能しません。
事前に満たすべき要件
管理対象デバイスでウェブコントロールを操作するには、次を行います:
クイックスタートウィザードを使用して Kaspersky Endpoint Security for Android をユーザー補助サービスとして設定するようデバイスユーザーに要求されます。ユーザーはこの手順をスキップするか、後でデバイス設定でサービスを無効にすることができます。この場合、ウェブコントロールは作動しません。
そうしないと、デバイスユーザーは危険サイトブロックの声明を確認して同意するよう、定期的に要求されます。デバイスのステータスは「警告」に設定されます。
Web サイトへのアクセスの設定
Android デバイスユーザーの Web サイトへのアクセスを設定するには:
[セキュリティプロファイル]セクションには、Kaspersky Next で設定されたセキュリティプロファイルのリストが表示されます。
セキュリティプロファイルのプロパティウィンドウには、すべてのデバイスで使用可能な設定が表示されます。
ウェブコントロールの設定ページが表示されます。
http:\/\/www\.example\.com.*
- この Web サイト以下のすべてのページが許可されます(例:http://www.example.com/about
)。https:\/\/.*example\.com
- この Web サイトのすべてのサブドメインページが許可されます(例:https://pictures.example.com
)。HTTP および HTTPS プロトコルを選択するには、「https?
」という表記も使用できます。正規表現の詳細については、Oracle のテクニカルサポートサイトを参照してください。
事前要件が満たされている場合、Android デバイスでウェブコントロールが有効になります。ウェブコントロールは、Google Chrome で悪意のあるサイトやフィッシングサイトへのアクセスをブロックします。他のウェブサイトへのアクセスは、現在設定されているアクセスルールに従って許可されます。
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