シナリオ:アダプティブアノマリーコントロールのルールを「スマート」モードで設定

アダプティブアノマリーコントロールのルールの設定は、段階的に進行します:

  1. トレーニング

    アダプティブアノマリーコントロールを有効にした後、そのルールのステータスは「スマートトレーニング」になります。トレーニング中、アダプティブアノマリーコントロールがルールによる検知を監視し、検知イベントをサーバーに送信します。

    トレーニング中にルールが特定のデバイスに適用されない場合、アダプティブアノマリーコントロールにより、そのルールに関連する処理は一般的ではないと判断されます。Kaspersky Next は、このルールに関連するすべての動作をブロックします。

    トレーニング中にルールが適用されると、検知に関するイベントが、検知のレポートと隔離のアダプティブアノマリーコントロールのルールの検知リポジトリに追加されます。

  2. 検知のリストの処理

    アダプティブアノマリーコントロールのルールの検知]リポジトリにある検知のリストを分析します。各検知で、次のいずれかの処理を実行します:

    • 検知に異常性がない場合、除外に追加します。その結果、この検知と、別のデバイスにある同一のオブジェクトの検知がリストから削除されます。以降、このオブジェクトはどのユーザーデバイスでも検知されなくなります。

      すべてのルールに対する除外は、1000 個まで追加可能です。

    • 検知に異常がある場合は、確認してください。その結果、検知がリストから削除されます。以降、このオブジェクトが同じデバイスまたは別のデバイスで再度検知された場合、検知のリストにも再度表示されます。

各ルールに、カスペルスキーのエキスパートが設定したトレーニング期間があります。通常、トレーニングの期間は 2 週間です。トレーニング時間は、各デバイスごとに個別に、Kaspersky Endpoint Security for Windows がデバイスで動作中の時にのみ計算されます。たとえば、デバイスで 1 週間トレーニングし、そのデバイスの電源が 1か月間オフにされる場合、2 回目のトレーニングが開始される週は、デバイスの電源をオンにしないと開始されません。

デバイスでのルールのトレーニングは、トレーニング期間中に未処理である検知がなくなった時に終了します。そのため、少なくとも週に 1 回は、検知を処理することを推奨します。

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