Kaspersky Security は、ファイルのシンボリックリンクとハードリンクをスキャンできます。
シンボリックリンクのスキャン
リアルタイム保護が有効になっている場合、シンボリックリンク経由でアクセスされているファイルを、そのファイルがリアルタイム保護の範囲に含まれている場合に限り、スキャンします。
シンボリックリンク経由でアクセスされているファイルがリアルタイム保護の範囲に含まれていない場合、ファイルはスキャンされません。そのファイルに悪意のあるコードが含まれていた場合、仮想マシンが危険にさらされます。
スキャンタスクは、シンボリックリンク経由でアクセスされているファイルを、ファイルの場所にかかわらずスキャンします。シンボリックリンク経由でアクセスされているファイルで感染が検知されると、元のファイルが駆除されます。駆除できない場合、感染したファイルが削除され、シンボリックリンクは残ります。
Light Agent for Linux によるハードリンクのスキャン
Light Agent for Linux では、1 つ以上のハードリンクがあるファイルで感染が検知されると、元のファイルが駆除されます。駆除できない場合、スキャンしたファイルに対するハードリンクが削除されます。このファイルに対する他のハードリンクはスキャンされません。
ハードリンクがあるファイルをバックアップから復元すると、元のファイルのコピーが、バックアップに置かれていたハードリンクと同じ名前で作成されます。元のファイルと他のハードリンクとのリンクは復元されません。
Light Agent for Windows によるハードリンクのスキャン
Light Agent for Windows は、1 つ以上のハードリンクがあるファイルを処理する場合、選択された処理によって次のように動作します: