主な既知の問題と制限

  1. Integration Server、Integration Server コンソール、Kaspersky Security 管理 MMC プラグインのインストールと動作には、Microsoft .NET Framework 4.6 が必要です。インストールで問題が発生した場合、Windows 更新プログラム KB2919442 および KB2919355 がコンピューターにインストールされていることを確認してください。
  2. SVM を仮想マシンスナップショットにロールバックした時、Kaspersky Security Center 管理コンソールに保存されたライセンス情報が自動更新されません。たとえば、SVM 上の本製品を製品版ライセンスでアクティベートし、本製品が試用版ライセンスでアクティベートされている SVM のスナップショットにロールバックした場合、Kaspersky Security Center 管理コンソールでは、その SVM に対して引き続き製品版ライセンスが表示されます。この問題を解決するには、SVM を再起動する必要があります。
  3. SVM をスナップショットにロールバックすると、そのスナップショットが保存された後に SVM で作成されたタスクが失われます。
  4. 保護対象仮想マシンで Light Agent for Windows のアンインストールと再インストールを(Kaspersky Security Center を使用せずに)ローカルマシン上の操作で実行すると、Light Agent for Windows はイベントの情報を Kaspersky Security Center に送信できなくなります。この問題は、Light Agent for Windows を再起動すると解決されます。
  5. バックアップ保管領域のファイルは、そのファイルがバックアップ保管領域に移動する前に存在していたフォルダーにのみ復元できます。ファイルを別のパスのフォルダーに復元することはできません。Kaspersky Security が一時的な仮想マシンの保護に使用されている場合、ファイルをバックアップ保管領域から復元できません。
  6. Light Agent をインストールするフォルダー名に非ラテン文字が含まれていると、Microsoft Outlook にメールスキャンプラグインがインストールされません。
  7. Light Agent と Protection Server のタイムゾーンが異なる場合、スケジュールされたタスクの実際の開始時刻が設定された開始時刻と異なる場合があります。Light Agent は、Light Agent でのタイムゾーン設定にかかわらず、Protection Server の時間設定に従って、利用可能なライセンス、アップデート、定義データベースのロールバックに関する情報を受信します。Protection Server のタイムゾーンは UTC に設定されています。
  8. 保護対象仮想マシンがスリープまたは休止状態から復帰した時に、Protection Server との接続が一時的に失われることがあります。アクセスされたオブジェクトは、接続が確立された時にスキャンされます。
  9. ネットワーク接続が不安定な時など、ハイパーバイザーとの接続が中断されると、SVM 導入ウィザードがクラッシュすることがあります。
  10. SVM 再設定ウィザードは、国際化ドメイン名(IDN)の仮想マシン(名前に非ラテン文字を含む仮想マシン)をサポートしません。
  11. Kaspersky Security Center を使用して Light Agent を 2 度インストールすると、2 度目のインストール時に深刻なエラーが発生し(インストール中の致命的なエラー)、インストールプロセスが中断して、以前にインストールされた Light Agent が破損することがあります。このエラーは、最初に Light Agent のインストールパッケージに含まれる機能コンポーネントのすべてをインストールし、2 度目のインストールの前にインストールパッケージを編集して一部の特定のコンポーネント(たとえばメールアンチウイルス)を無効にした場合に発生します。
  12. Light Agent のポリシーでファイアウォールのルールを編集する時、ルール編集ウィンドウの一部が表示されず、新規ルールを追加できないことがあります。この問題は極めてまれに発生します。その際には、Light Agent ポリシーのウィンドウを閉じてから再度ウィンドウを開くことで解決できます。
  13. 共有の Windows ネットワークリソース(SMB)にあるファイルをスキャンしようとすると、Windows 7 または Windows 2008 R2 で動作する保護対象仮想マシンがクラッシュする(BSOD)ことがあります。この問題を解決するには、Windows 修正プログラムをインストールします(詳細は Microsoft のテクニカルサポートサイトを参照してください)。
  14. Windows Server 2012 R2 以降で動作している Hyper-V ハイパーバイザーに SVM をインストールする場合、ビルトイン Administrator アカウント以外のローカルユーザーアカウントを使用してインストールすることはできません。SVM を導入するには、ドメインアカウントかビルトイン Administrator ローカルアカウントを使用します。
  15. Light Agent のローカルインターフェイスからは、アプリケーション起動コントロールによってブロックされたアプリケーションの起動許可申請メールが Kaspersky Security Center 管理者に送信されません。
  16. Integration Server データベース、Kaspersky Security Center データベース、本製品のすべての設定を正しくバックアップコピーするには、仮想マシンのバックアップを Kaspersky Security Center サーバーとともに使用する必要があります。
  17. ハイパーバイザーに複数の SVM があると、プロセッサコアに関するライセンスの制限が正しく計算されない場合があります。対応する警告を無視できます。
  18. 本製品のアンインストール時に内部エラー 2318 が表示された場合、Kaspersky Security Center 管理コンソールで本製品を停止してから、アンインストールを再試行する必要があります。
  19. Linux オペレーティングシステムで動作する仮想マシンで、タスクを非特権ユーザーとして開始することはできません。
  20. 保護対象仮想マシンへの Light Agent for Windows のインストール時に、競合を回避する目的で Windows ファイアウォールが無効になります。Light Agent のインストール完了後に、Light Agent のファイアウォール機能コンポーネントを無効にして Windows ファイアウォールを手動で有効にできるようになります。
  21. ネットワークコントローラーの役割のある Windows Server 2016 ゲストオペレーティングシステムでは Light Agent for Windows が動作しません。ネットワークコントローラーの役割を使用する必要がある場合、Light Agent for Windows のファイルアンチウイルスの機能コンポーネントのみをインストールしてください。
  22. Light Agent for Windows インストールウィザードは、Windows の動作モードを自動判定しません。そのため、Server Core モードで動作するオペレーティングシステムに Light Agent for Windows をインストールする場合は、/s キーを指定してサイレントモードで実行する必要があります。
  23. Light Agent for Linux がインストールされた仮想マシンで[ウイルススキャン]グループタスクを実行する際、サブフォルダーをスキャンする([オブジェクトの選択]ウィンドウで[サブフォルダーを含める]をオンにする)場合は、スキャンするオブジェクトのパス([オブジェクト])で、マスクの末尾の文字を「*」にしないでください。スキャンするオブジェクトのパスで、マスクの末尾に「*」が使用されていると、サブフォルダーがスキャンされません。
  24. Integration Server のインストール中に Integration Server 管理者アカウント(admin)のパスワードを作成する際に、文字「|」「;」「=」は使用できません。
  25. Kaspersky Private Security Network(プライベート KSN)の 3.0 より前のバージョンの使用はサポートされていません。
  26. Proxmox VE ハイパーバイザーに SVM を導入する場合、/var/tmp を含むパーティションに 30 GB 以上の空き容量が必要です。
  27. Windows 10 LTSB(64 ビット)にアップデートすると、アプリケーション権限コントロールが起動しません。この問題を解決するには、本製品を再起動する必要があります。
  28. システム変更監視は、NTFS または FAT32 ファイルシステムを使用した仮想マシンでのみ動作します。
  29. 本製品が Citrix Provisioning Services 7.15 仮想化ソリューションのインフラストラクチャで動作している場合、DHCP サーバーの設定が適切でないと、負荷の高い仮想マシンがハングアップすることがあります。この問題の解決方法はナレッジベースに記載されています。
  30. Microsoft Windows Server(Hyper-V)ハイパーバイザーで Veeam Backup 9.5 を使用して SVM のドライブバックアップを作成しようとすると、エラーが発生します。この問題を解決するには、SVM を Microsoft Windows Server(Hyper-V)ハイパーバイザークラスターの別のノードに移動させてから、元のノードに戻してください。
  31. まれに、SVM ドライブシステムの負荷が高い時に Scanserver プロセスが停止することがあります。
  32. ファイアウォール機能には、アプリケーションを分類する機能があります。そのため、ファイアウォールが有効な場合、アプリケーション権限コントロールが無効であっても、アプリケーション権限コントロールのレポートにアプリケーションの分類に関するイベントが含まれます。
  33. 本製品をコンピューターにインストールし動作させるには、汎用 C ランタイムの更新プログラムを、Microsoft Web サイトの記述に従って Windows オペレーティングシステムにインストールする必要があります。
  34. ハイパーバイザーまたは VMware vCenter Server の証明書を変更した場合、Integration Server コンソールの[インフラストラクチャの接続設定]セクションに、ハイパーバイザーまたは VMware vCenter Server との接続に関するエラーが表示されます。Integration Server とハイパーバイザーまたは VMware vCenter Server との接続を回復するには、次の手順を実行する必要があります:
    1. Integration Server コンソールで、[SVM の管理]セクションに移動し、[SVM の管理]をクリックします。
    2. SVM 管理ウィザードが、ハイパーバイザーと導入済み SVM のリストに表示されているすべてのハイパーバイザーおよび VMware vCenter Servers への接続を確立するまで待機します。
  35. VMware vCenter Server で管理しているハイパーバイザーで、SVM とハイパーバイザーを別の VMware vCenter Server に移動すると、SVM 管理ウィザードで該当する SVM の再設定と削除を実行できません。移動先となった新しい VMware vCenter Server を、ハイパーバイザーと仮想インフラストラクチャ管理サーバーのリストに追加しても、以前インストールされていた SVM は SVM 管理ウィザードに表示されません。
  36. 本製品が正常に動作するためには、Integration Server をインストールしたコンピューターで TLS 1.2 プロトコルを有効にする必要があります。
  37. VMware ESXi ハイパーバイザー上にある Windows 10 オペレーティングシステムの仮想マシンで重大なシステムエラー(BSOD)が発生する場合、VMware Tools を削除することを推奨します。
  38. 本製品では、機能領域ごとにユーザーに読み取りや変更などの権限を付与できますが、ポリシーの状態をアクティブと非アクティブとの間で切り替える時には、これらの権限によって実行できる操作の制限が無視されます。
  39. VMware ESXi ハイパーバイザーへの SVM の導入で、ポートの動的バインドはサポートされません。
  40. 1 つのサブネットに 2 つ以上のネットワークアダプターのある場合、 SVM の動作に制限事項があります。
  41. Windows 10 RS5/19H1 または Windows Server 2019 の仮想マシンで、リモートインストールとローカルインストールのいずれの方法でも、フォルダー名が 160 文字を超えるフォルダーに Light Agent for Windows をインストールできません
  42. Windows 10、Windows Server 2016、Windows Server 2019 を実行している仮想マシンでは、Light Agent for Windows の動作に制限事項があります。詳細は、ナレッジベースを参照してください。
  43. Kaspersky Security Center 11 以降、ダウンロードするアップデートの種別を指定できなくなりました。ダウンロードされるアップデートの種別が自動的に決定されます。
  44. ハードディスク]デバイスに対するアクセスルールが作成され、アクセスステータスとして[制限]が指定されている場合でも、ローカル管理者グループに属するユーザーはローカルディスクにアクセスできます。
  45. レジストリ値の種類が DWORD または QWORD の場合、値が空の状態から「0」に上書きされても、システム変更監視で情報が記録されません。
  46. 次の条件がすべて満たされると、仮想マシンにインストールされている Light Agent が SVM に接続できません:
    • Standard ライセンスで本製品を利用している。
    • Light Agent の設定で、SVM 選択アルゴリズムとして Standard ライセンスでは使用できない[高度な SVM 選択アルゴリズムを使用する]が選択されている。
    • SVM のパス]で指定した設定に一致する SVM が存在しない。
    • Light Agent が一度も SVM に接続していない。

    詳細は、ナレッジベースを参照してください。

  47. [弱い制限付き]許可グループに属するアプリケーションのプロセスを、[強い制限付き]許可グループに属するアプリケーションのプロセスから起動できません。
  48. R-Virtualization ハイパーバイザーのバージョンと一致しないバージョンの Guest Tools が SVM にインストールされている場合、最新ではない Guest Tools がインストールされているという情報が Skala-P 管理コンソールのプロパティに表示されます。
  49. ウィザードを使用して Kaspersky Security Center のポリシーとタスクを一括変換している保護対象仮想マシンで実行されるタスクは変換できません。
  50. Kaspersky Security Center Web コンソールを使用した Light Agent for Windows および Light Agent for Linux のリモートインストールはサポートされていません。管理コンソールを使用して、Light Agent をリモートでインストールできます。
  51. Kaspersky Security Center Web コンソールでの作業時に、Integration Server から受信した証明書が信頼されないものとして識別され、[無視]オプションを選択して証明書の ID を確認した場合、選択内容は記憶されず、次の接続時に証明書エラーが再度表示されます。
  52. Kaspersky Security Center Web コンソールでは、Kaspersky Security の機能領域へのアクセス権の区別はサポートされていません。
  53. Kaspersky Security 管理 Web プラグインがアップデートまたはアンインストールされると、追加の Web プラグイン操作設定を含むファイル(AdvancedPluginSettings.json)も削除されます。これらのファイルを使用する場合は、Web プラグインのアップデート後に、ファイルを再度作成して設定してください。
  54. Kaspersky Security Center Web コンソールでポリシーとタスクの設定を変更すると、変更の確定を待機中であることを示すウィンドウでの動作はサポートされません。
  55. アプリケーションコントロールルール(アプリケーション権限コントロール)と、アプリケーションまたはアプリケーショングループのネットワークルール(ファイアウォール)は、Kaspersky Security Center Web コンソールでは設定できません。アプリケーションコントロールルール(アプリケーション権限コントロール)と、アプリケーションまたはアプリケーショングループのネットワークルール(ファイアウォール)は、管理コンソールで設定できます。
  56. Kaspersky Security Center Web コンソールは、ファイアウォールのネットワークパケットルールの追加、削除、順序の変更をサポートしていません。Web コンソールは、ファイアウォールのネットワークパケットルールの追加、削除、順序の変更は、管理コンソールで実行可能です。
  57. Kaspersky Security Center Web コンソールは、次の種別のポリシープロファイルの有効化ルールの設定をサポートしていません:Active Directory の使用ルール、特定のデバイス所有者のルール、ハードウェア特性のルール。必要に応じて、ポリシープロファイルを有効化するこれらのルールを管理コンソールで設定できます。
  58. Kaspersky Security Center Web コンソールでイベント選択を正しく表示するには、[監視とレポートイベント選択]セクションで、[新規のイベントの抽出]ウィンドウで抽出を追加する時に、最初に Web プラグインのバージョン 5.2.0.0 を指定し、次にリストから必要な Web プラグイン名を選択します(以前に選択されていた場合でも可)。
  59. プロセッサコア数またはプロセッサ数を制限するライセンス情報を使用するライセンス単位の数が、Citrix Hypervisor プラットフォームの仮想インフラストラクチャで正しく検出されません。Kaspersky Security Center のライセンス使用レポートで情報が正しく表示されず、これらのライセンスの上限を超過しているというイベントが生成されます。
  60. 最新のアップデートと拡張セキュリティ更新プログラム(ESU:Extended Security Updates。詳細は Microsoft のドキュメントを参照)がインストールされている場合、Windows 7 ゲストオペレーティングシステムのみがサポートされます。最新のアップデートと ESU がインストールされていない場合、オペレーティングシステムが Kaspersky Security モジュールを信頼できないと判断し、本製品が起動できない場合があります。
  61. Light Agent for Windows が Windows 7 または Windows Server 2008 R2 SP を実行する仮想マシンにインストールする場合、その仮想マシンの Light Agent をバージョン 5.2 へローカルでアップグレードしてから、オペレーティングシステムを再起動してください。Light Agent は、オペレーティングシステムが再起動されるまで起動しません。
  62. リアルタイムモードで動作している場合、パスまたはファイル名の制御範囲に短縮ファイル名または環境変数が指定されているファイルとフォルダーの変更が、システム変更監視によって制御されません。ファイルとフォルダーの制御範囲の作成時に、長いファイル名を指定し、環境変数は使用しないでください。
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