管理コンソールでの初期設定

Kaspersky Security Center 管理コンソールでは、インストールパッケージの作成時、またはインストールパッケージのプロパティの[設定]セクションで、Kaspersky Endpoint Security の初期設定を指定できます。作成されたインストールパッケージは、[追加]→[リモートインストール]→[インストールパッケージ]フォルダーの管理コンソールツリーに保存されます。

インストールパッケージに含まれている設定情報ファイルを使用して、本製品の初期設定を実行することもできます。

初期設定

設定

説明

KSC のイベントの言語

Kaspersky Security Center に送信される製品イベントのローカリゼーション言語選びます。

  • システム(既定) は OS のロケールを使用します。

    本製品が OS のロケールを検知できない場合、またはこのロケールに対応ていない場合は、既定の英語が使用されます。

  • 明示的に指定された言語。

本製品は UTF-8 エンコードを使用します。

グラフィカルインターフェイスとコマンドラインのロケールは、LANG 環境変数から引用されます。本製品がこのローカリゼーションに対応していない場合は、既定で英語のローカリゼーションが適用されます。

アクティベーションコード

インストール中に本製品をアクティベートする場合は、アクティベーションコードを入力します。

インストール後に製品をアクティベートすることもできます。

この設定は、アプリケーションが標準モードで使用される場合にのみ適用されます。

アップデート元の選択

[設定]ボタンをクリックすると、定義データベースと機能のアップデート元を選択できるウィンドウが開きます。

  • カスペルスキーのアップデートサーバー(既定)。
  • Kaspersky Security Center
  • ローカルネットワークまたはインターネット上の他のアップデート元。このオプションを選択した場合は、アドレスフィールドにアップデート元のアドレスを入力します。

この設定は、アプリケーションが標準モードで使用される場合にのみ適用されます。

インストール後にデータベースアップデートタスクを実行する

このチェックボックスをオンにすると、本製品のインストール後に、定義データベースと機能のアップデートタスクが開始されます。既定では、このチェックボックスはオンです。

この設定は、アプリケーションが標準モードで使用される場合にのみ適用されます。

プロキシサーバーのアドレス

インターネットへの接続にプロキシサーバーを使用する場合、次の形式のいずれかを使用して、プロキシサーバーのアドレスを指定します:

  • <接続プロトコル>://<プロキシサーバーの IP アドレス>:<ポート番号>(プロキシサーバー接続で認証が必要ない場合)。
  • <接続プロトコル>://<ユーザー名>:<パスワード>@<プロキシサーバーの IP アドレス>:<ポート番号>(プロキシサーバー接続で認証が必要な場合)。

HTTPS 経由のプロキシサーバーへの接続には対応していません。

 

この設定は、アプリケーションが標準モードで使用される場合にのみ適用されます。

カーネルソースコードをインストールする

このチェックボックスをオンにすると、ファイル脅威対策が起動され、fanotify に対応していない OS でカーネルモジュールのコンパイルが自動的に開始します。既定では、このチェックボックスはオンです。

グラフィカルユーザーインターフェースを使用します

本製品のグラフィカルインターフェイスをインストールして使用する場合は、このチェックボックスをオンにします。グラフィカルインターフェイスをインストールするためのファイルをインストールパッケージに追加する必要があります。既定では、このチェックボックスはオフです。

この設定は、アプリケーションが標準モードで使用される場合にのみ適用されます。

管理者権限を持つユーザー

管理者ロールを割り当てるユーザーを入力します。管理者ロールでは、sudo コマンドを使用せずに、本製品のグラフィカルインターフェイスとコマンドラインで製品設定とタスク設定を管理できます。

自動的に SELinux を設定

このチェックボックスをオンにすると、SELinux は Kaspersky Endpoint Security と連携するように自動的に設定されます。既定では、このチェックボックスはオンです。

権限付きグループからユーザーを削除する

本製品をインストールする前に、「kesladmin」および「keslaudit」の特権グループから自動的にユーザーを削除するには、このチェックボックスをオンにします。既定では、このチェックボックスはオフです。

チェックボックスがオンになっていて、「nogroup」のグループが存在しない場合は、インストールが失敗し、特権グループからユーザーを手動で削除するように要求します。

アプリケーションをインストール後初めて起動する際に、保護機能とスキャンタスクを無効にする

インストールプロセスの完了後、保護コンポーネントとスキャンタスクを無効にしてアプリケーションを実行する場合は、このチェックボックスをオンにします。

保護コンポーネントを無効にしたインストールは、たとえば、製品の動作における問題を再現し、トレースファイルを作成するのに便利です。

必要なコンポーネントとタスクを有効にすると、アプリケーションの再起動後も、有効にしたコンポーネントとタスクは引き続き動作します。

アプリケーションを Light Agent モードで使用する

アプリケーションを Light Agent モード(Kaspersky Security for Virtualization Light Agentの一部として)で使用して仮想環境を保護する場合は、チェックボックスをオンにします。

このチェックボックスをオフにすると、アプリケーションは標準モードで使用することになります。既定では、このチェックボックスはオフです。

保護対象仮想マシンをサーバーとして使用

本製品がインストールされる仮想マシンのロールは サーバーまたはワークステーションです。既定では、このチェックボックスはオンになっています(仮想マシンは仮想インフラストラクチャでサーバーとして使用されます)。

この設定は、本製品が Light Agent モードで使用されている場合にのみ適用されます。

VDI 保護モードを有効にする

VDI 保護モードを有効にするには、このチェックボックスをオンにします。本製品を一時的な仮想マシンの作成に使用する仮想マシンテンプレートにインストールする場合は、こちらを推奨します。既定では、このチェックボックスはオフです。

この設定は、本製品が Light Agent モードで使用されている場合にのみ適用されます。

システムイベントインターセプター

設定のグループには、[設定]が含まれています。このボタンをクリックすると、[システムイベントインターセプターの設定]ウィンドウが表示されます。このウィンドウでは、本製品の使用するシステムイベントインターセプターメカニズムを設定できます。

インターセプターメカニズムラインには、本製品で使用されるシステムイベントインターセプターメカニズムの名前が表示されます。

この設定は、OS が fanotify に対応し、本製品が標準モードで使用されているデバイスにのみ適用されます。

インターセプターメカニズム

([システムイベントインターセプターの設定]ウィンドウ)。

本製品が使用するシステムイベントインターセプターメカニズムを選択します。

  • Fanotify テクノロジー(既定)。このオプションを選択すると、本製品は fanotify を使用してシステムイベントを読み取ります。
  • アップデート可能なカーネルモジュール。このオプションを選択すると、本製品のインストール中にアップデート可能なカーネルモジュールがインストールされます。本製品はこのモジュールを使用してシステムイベントを読み取ります。

この設定は、OS が fanotify に対応し、本製品が標準モードで使用されているデバイスにのみ適用されます。

アップデート可能なカーネルモジュールが開始できなかった場合

([システムイベントインターセプターの設定]ウィンドウ)。

アップデート可能なカーネルモジュールの起動に失敗した場合、本製品が実行する処理を選択します。

  • fanotify を使用(既定)。このオプションを選択すると、本製品はシステムイベントインターセプターのために fanotify に切り替わります。
  • システムイベントインターセプターを無効にする。本製品がシステムイベントインターセプターを使用しない場合、リアルタイムスキャンは実行されず、デバイスの保護レベルが低下します。

このオプションは、アップデート可能なカーネルモジュールインターセプターメカニズムが選択されている場合に使用できます。

この設定は、OS が fanotify に対応し、本製品が標準モードで使用されているデバイスにのみ適用されます。

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