Light Agent の SVM 選択アルゴリズムの設定
組織のインフラストラクチャには、Light Agent が接続できる SVM が複数導入されている場合があります。仮想インフラストラクチャのネットワークとリソースの負荷を分散するには、Light Agent を複数の SVM に分散させる必要があります。
Light Agent では、次のいずれかの SVM 選択アルゴリズムを使用して接続できます:
- 標準アルゴリズム(既定)
標準アルゴリズムには次の手順が含まれます:
- Light Agent が、ローカルの SVM を識別します。
SVM をローカルとして識別するために、Light Agent は主に仮想インフラストラクチャ内の SVM の場所を使用します。SVM が Light Agent と同じハイパーバイザーに配置されている場合、Light Agent はそのような SVM をローカルと判断します。一部の仮想インフラストラクチャでは、設定ファイルを使用してローカルの SVM を手動で指定する必要があります。
- Light Agent が複数のローカルの SVM を検出した場合、Light Agent は接続されている Light Agent の数が最も少ない SVM を選択します。ローカルの SVM を識別できなかった場合、Light Agent は仮想インフラストラクチャ全体で接続されている Light Agent の数が最も少ない SVM を選択します。
ローカルの SVM について詳しくは、Kaspersky Security for Virtualization Light Agent のヘルプを参照してください。
- 拡張アルゴリズム
拡張アルゴリズムを使用すると、ローカルの SVM の選択条件を手動で指定したり、ローカルの SVM 検出を無効にしたりできます。そのためには、仮想インフラストラクチャ内の SVM パス(ハイパーバイザー、クラスタ、またはデータセンター)を選択する必要があります。つまり、ローカルの SVM を検出する範囲を選択する必要があります。Light Agent は、設定された検出範囲にあるローカルの SVM に接続できない場合、接続の試行を停止します。拡張アルゴリズムを使用して、Light Agent に対して、ローカルの SVM の検出を無効にすることもできます。この場合、Light Agent は、仮想インフラストラクチャ全体で接続されている Light Agent の数が最も少ない SVM を選択します。
SVM 接続アルゴリズムに加えて、タグを使用して複数の SVM に対する複数の Light Agent の接続を制限できます。
管理コンソール(MMC)で Light Agent の SVM 選択アルゴリズムを設定する方法
- Kaspersky Security Center の管理コンソールを開きます。
- コンソールツリーで、[ポリシー]を選択します。
- 目的のポリシーを選択し、ダブルクリックしてポリシーのプロパティを表示します。
- ポリシーウィンドウで、[Light Agent モード]→[SVM 選択アルゴリズム]の順に選択します。
- アルゴリズムを選択します:
- 標準の SVM 選択アルゴリズムを使用する:Light Agent は、同じハイパーバイザーに導入された SVM を選択します。
- 拡張 SVM 選択アルゴリズムを使用する:Light Agent は、選択された種別の SVM パスに導入された SVM を選択します(既定では、[ハイパーバイザー])。
- 必要に応じて、拡張 SVM 選択アルゴリズムの SVM パスを選択します:
- ハイパーバイザー:Light Agent は、特定の基準を満たす SVM を接続先として選択します(仮想インフラストラクチャのタイプに応じて異なります)。
- SVM は、Light Agent がインストールされた仮想マシンと同じハイパーバイザー上に導入されます(Microsoft Hyper-V、XenServer、VMware vSphere、KVM、Proxmox VE、Basis (Skala-R)、HUAWEI FusionSphere、Nutanix Acropolis、ALT Virtualization Server、Astra Linux、または Numa xServer 上の仮想インフラストラクチャ)。
- SVM は、Light Agent がインストールされた仮想マシン(TIONIX Cloud Platform または OpenStack Platform の仮想インフラストラクチャ)と同一のサーバーグループに配置されます。
使用可能な SVM が、Light Agent がインストールされた仮想マシンが配置されたハイパーバイザーまたはサーバーグループにない場合、Light Agent は SVM へ接続しません。
- クラスター:Light Agent は、特定の基準を満たす SVM を接続先として選択します(仮想インフラストラクチャのタイプに応じて異なります)。
- SVM は、Light Agent がインストールされた仮想マシンと同じハイパーバイザークラスタ上に導入されます(Microsoft Hyper-V、XenServer、VMware vSphere、KVM、Proxmox VE、Basis (Skala-R)、HUAWEI FusionSphere、Nutanix Acropolis、ALT Virtualization Server、Astra Linux、または Numa xServer 上の仮想インフラストラクチャ)。
- SVM は、Light Agent がインストールされた仮想マシン(TIONIX Cloud Platform または OpenStack Platform の仮想インフラストラクチャ)と同一の OpenStack プロジェクトに配置されます。
使用可能な SVM が、Light Agent がインストールされた仮想マシンが配置されたハイパーバイザーのクラスタまたは OpenStack プロジェクトにない場合、Light Agent は SVM へ接続しません。
- データセンター:Light Agent は、特定の基準を満たす SVM を接続先として選択します(仮想インフラストラクチャのタイプに応じて異なります)。
- SVM は、Light Agent がインストールされた仮想マシンと同じデータセンター上に導入されます(Microsoft Hyper-V、XenServer、VMware vSphere、KVM、Proxmox VE、Basis (Skala-R)、HUAWEI FusionSphere、Nutanix Acropolis、ALT Virtualization Server、Astra Linux、または Numa xServer 上の仮想インフラストラクチャ)。
- SVM は、Light Agent がインストールされた仮想マシン(TIONIX Cloud Platform または OpenStack Platform の仮想インフラストラクチャ)と同一のアベイラビリティゾーンに配置されます。
Light Agent のある仮想マシンが配置されている同じデータセンターまたはアベイラビリティゾーンに接続可能な SVM がない場合、Light Agent は SVM に接続しません。
- 無視:Light Agent は、Protection Server に接続するための SVM パスを無視します。Light Agent は、タグ、SVM に接続されている Light Agent の数など、他の条件を考慮します。
- 変更内容を保存します。
Web コンソールで Light Agent の SVM 選択アルゴリズムを設定する方法
- Web コンソールのメインウィンドウで、 [アセット(デバイス)] → [ポリシーとプロファイル]をクリックします。
- Kaspersky Endpoint Security のポリシーの名前をクリックします。
ポリシーのプロパティウィンドウが表示されます。
- [アプリケーション設定]タブを選択します。
- [Light Agent モード]→[SVM 選択アルゴリズム]に移動します。
- アルゴリズムを選択します:
- 標準の SVM 選択アルゴリズムを使用する:Light Agent は、同じハイパーバイザーに導入された SVM を選択します。
- 拡張 SVM 選択アルゴリズムを使用する:Light Agent は、選択された種別の SVM パスに導入された SVM を選択します(既定では、[ハイパーバイザー])。
- 必要に応じて、拡張 SVM 選択アルゴリズムの SVM パスを選択します:
- ハイパーバイザー:Light Agent は、特定の基準を満たす SVM を接続先として選択します(仮想インフラストラクチャのタイプに応じて異なります)。
- SVM は、Light Agent がインストールされた仮想マシンと同じハイパーバイザー上に導入されます(Microsoft Hyper-V、XenServer、VMware vSphere、KVM、Proxmox VE、Basis (Skala-R)、HUAWEI FusionSphere、Nutanix Acropolis、ALT Virtualization Server、Astra Linux、または Numa xServer 上の仮想インフラストラクチャ)。
- SVM は、Light Agent がインストールされた仮想マシン(TIONIX Cloud Platform または OpenStack Platform の仮想インフラストラクチャ)と同一のサーバーグループに配置されます。
使用可能な SVM が、Light Agent がインストールされた仮想マシンが配置されたハイパーバイザーまたはサーバーグループにない場合、Light Agent は SVM へ接続しません。
- クラスター:Light Agent は、特定の基準を満たす SVM を接続先として選択します(仮想インフラストラクチャのタイプに応じて異なります)。
- SVM は、Light Agent がインストールされた仮想マシンと同じハイパーバイザークラスタ上に導入されます(Microsoft Hyper-V、XenServer、VMware vSphere、KVM、Proxmox VE、Basis (Skala-R)、HUAWEI FusionSphere、Nutanix Acropolis、ALT Virtualization Server、Astra Linux、または Numa xServer 上の仮想インフラストラクチャ)。
- SVM は、Light Agent がインストールされた仮想マシン(TIONIX Cloud Platform または OpenStack Platform の仮想インフラストラクチャ)と同一の OpenStack プロジェクトに配置されます。
使用可能な SVM が、Light Agent がインストールされた仮想マシンが配置されたハイパーバイザーのクラスタまたは OpenStack プロジェクトにない場合、Light Agent は SVM へ接続しません。
- データセンター:Light Agent は、特定の基準を満たす SVM を接続先として選択します(仮想インフラストラクチャのタイプに応じて異なります)。
- SVM は、Light Agent がインストールされた仮想マシンと同じデータセンター上に導入されます(Microsoft Hyper-V、XenServer、VMware vSphere、KVM、Proxmox VE、Basis (Skala-R)、HUAWEI FusionSphere、Nutanix Acropolis、ALT Virtualization Server、Astra Linux、または Numa xServer 上の仮想インフラストラクチャ)。
- SVM は、Light Agent がインストールされた仮想マシン(TIONIX Cloud Platform または OpenStack Platform の仮想インフラストラクチャ)と同一のアベイラビリティゾーンに配置されます。
Light Agent のある仮想マシンが配置されている同じデータセンターまたはアベイラビリティゾーンに接続可能な SVM がない場合、Light Agent は SVM に接続しません。
- 無視:Light Agent は、Protection Server に接続するための SVM パスを無視します。Light Agent は、タグ、SVM に接続されている Light Agent の数など、他の条件を考慮します。
- 変更内容を保存します。
製品インターフェイスで Light Agent の SVM 選択アルゴリズムを設定する方法
- メインウィンドウで、
をクリックします。 - 本製品の設定ウィンドウの[Light Agent モード]で、[SVM 検出設定]をクリックします。
- アルゴリズムを選択します:
- 標準の SVM 選択アルゴリズムを使用する:Light Agent は、同じハイパーバイザーに導入された SVM を選択します。
- 拡張 SVM 選択アルゴリズムを使用する:Light Agent は、選択された種別の SVM パスに導入された SVM を選択します(既定では、[ハイパーバイザー])。
- 必要に応じて、拡張 SVM 選択アルゴリズムの SVM パスを選択します:
- ハイパーバイザー:Light Agent は、特定の基準を満たす SVM を接続先として選択します(仮想インフラストラクチャのタイプに応じて異なります)。
- SVM は、Light Agent がインストールされた仮想マシンと同じハイパーバイザー上に導入されます(Microsoft Hyper-V、XenServer、VMware vSphere、KVM、Proxmox VE、Basis (Skala-R)、HUAWEI FusionSphere、Nutanix Acropolis、ALT Virtualization Server、Astra Linux、または Numa xServer 上の仮想インフラストラクチャ)。
- SVM は、Light Agent がインストールされた仮想マシン(TIONIX Cloud Platform または OpenStack Platform の仮想インフラストラクチャ)と同一のサーバーグループに配置されます。
使用可能な SVM が、Light Agent がインストールされた仮想マシンが配置されたハイパーバイザーまたはサーバーグループにない場合、Light Agent は SVM へ接続しません。
- クラスター:Light Agent は、特定の基準を満たす SVM を接続先として選択します(仮想インフラストラクチャのタイプに応じて異なります)。
- SVM は、Light Agent がインストールされた仮想マシンと同じハイパーバイザークラスタ上に導入されます(Microsoft Hyper-V、XenServer、VMware vSphere、KVM、Proxmox VE、Basis (Skala-R)、HUAWEI FusionSphere、Nutanix Acropolis、ALT Virtualization Server、Astra Linux、または Numa xServer 上の仮想インフラストラクチャ)。
- SVM は、Light Agent がインストールされた仮想マシン(TIONIX Cloud Platform または OpenStack Platform の仮想インフラストラクチャ)と同一の OpenStack プロジェクトに配置されます。
使用可能な SVM が、Light Agent がインストールされた仮想マシンが配置されたハイパーバイザーのクラスタまたは OpenStack プロジェクトにない場合、Light Agent は SVM へ接続しません。
- データセンター:Light Agent は、特定の基準を満たす SVM を接続先として選択します(仮想インフラストラクチャのタイプに応じて異なります)。
- SVM は、Light Agent がインストールされた仮想マシンと同じデータセンター上に導入されます(Microsoft Hyper-V、XenServer、VMware vSphere、KVM、Proxmox VE、Basis (Skala-R)、HUAWEI FusionSphere、Nutanix Acropolis、ALT Virtualization Server、Astra Linux、または Numa xServer 上の仮想インフラストラクチャ)。
- SVM は、Light Agent がインストールされた仮想マシン(TIONIX Cloud Platform または OpenStack Platform の仮想インフラストラクチャ)と同一のアベイラビリティゾーンに配置されます。
Light Agent のある仮想マシンが配置されている同じデータセンターまたはアベイラビリティゾーンに接続可能な SVM がない場合、Light Agent は SVM に接続しません。
- 無視:Light Agent は、Protection Server に接続するための SVM パスを無視します。Light Agent は、タグ、SVM に接続されている Light Agent の数など、他の条件を考慮します。
- 変更内容を保存します。
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