アンチスパムスキャンの全般設定を行うことができます。設定はすべてのメッセージ処理ルールに適用され、それに従ってメッセージスパムのスキャンが実行されます。
アンチスパムスキャンの全般設定を行うには:
ScanLogic タスク設定を XML ファイルにエクスポートします:# /opt/kaspersky/klms/bin/klms-control \
--get-settings <ScanLogic タスクID> -f <設定ファイルの名前> または
--get-settings ScanLogic -n -f <設定ファイルの名前>
ScanLogic タスクのタスク設定を編集するために、XML ファイルを開きます。<asSettings> セクションで、アンチスパムの関連する設定を行います:<enableReputationFiltering> サブセクションで、レピュテーションフィルタリングを有効にする場合は 1 を、レピュテーションフィルタリングを無効にする場合は 0 を指定します。<useKsnStatus> サブセクションが 0 に設定されている場合、レピュテーションフィルタリングは無効です。レピュテーションフィルタリングは既定で有効です。
<scanTimeLimit>セクションで、メッセージのアンチスパムスキャンの最長実行時間を秒単位で指定します。この時間内にスキャンが完了しなかったメッセージはエラーと判定されます。すなわち、メッセージスキャンでエラーが発生したとみなされます。アンチスパムスキャンの既定の最長時間は 30 秒です。
<useKsnStatus> サブセクションで、メッセージの判定時に Kaspersky Security Network からの情報を使用する場合は 1 を指定します。Kaspersky Security Network からの情報を使用しない場合は 0 を指定します。既定では、Kaspersky Security Network からの情報を使用します。
<useEnforcedAntiSpamUpdatesService> サブセクションで、強制アンチスパムアップデートサービスを有効にする場合は 1 を、このサービスを無効にするには 0 を指定します。強制アンチスパムアップデートサービスは既定で有効です。
<externalServices> サブセクションにある以下の項目で値を指定します:<dnsTimeout> - DNS サーバーからの応答を待つ最大時間(秒)。既定値は 10 秒です。<dnsblList> - スキャン対象のメッセージに関する情報を要求する DNSBL サーバーのリスト。各 DNSBL サーバーは次の形式で指定します:<item>サーバーの名前または IP アドレス</item>。<surblList> - スキャン対象のメッセージに関する情報を要求する SURBL サーバーのリスト。各 SURBL サーバーは次の形式で指定します:<item>サーバーの名前または IP アドレス</item>。# /opt/kaspersky/klms/bin/klms-control \
--set-settings <ScanLogic タスク ID> -f <設定ファイルの名前> または
--set-settings ScanLogic -n -f <設定ファイルの名前>