アンチウイルススキャンの全般設定を行うことができます。設定はすべてのメッセージ処理ルールに適用され、それに従ってメッセージのアンチウイルススキャンが実行されます。
アンチウイルススキャンの全般設定を行うには:
ScanLogic タスク設定を XML ファイルにエクスポートします:# /opt/kaspersky/klms/bin/klms-control \
--get-settings <ScanLogic タスクID> -f <設定ファイルの名前> または
--get-settings ScanLogic -n -f <設定ファイルの名前>
ScanLogic タスクのタスク設定を編集するために、XML ファイルを開きます。<avSettings> セクションで、アンチウイルススキャンの関連する設定を行います:<scanTimeLimit> サブセクションで、メッセージのアンチウイルススキャンの最長実行時間を秒単位で指定します。指定された時間内にメッセージのスキャンが完了しないメッセージには Corrupted というラベルが付けられます。このラベルは、オブジェクトが破損しているか、オブジェクトのスキャン中にエラーが発生したことを意味します。メッセージのアンチウイルススキャンの既定の最長実行時間は 180 秒です。
<maxNestingLevel> サブセクションで、アンチウイルススキャン実行時のオブジェクトの最大ネストレベルを指定します。ネストされたオブジェクトには、メッセージの添付ファイルや他の圧縮ファイル内に圧縮された圧縮ファイルがあります。たとえば、オブジェクトの最大ネストレベルが 1 に設定されている場合、アンチウイルススキャンの実行中にメッセージと最初のネストレベルである添付ファイルがスキャンされます。これらのオブジェクトで脅威が見つかった場合、すべての添付ファイルとその中の最初のネストレベルのオブジェクトがスキャンされます。オブジェクトの既定の最大ネストレベルは 32 です。
<useAnalyzer> サブセクションで、アンチウイルススキャンの実行中にヒューリスティック分析を使用する場合は 1 を指定します。ヒューリスティック分析を使用しない場合は 0 を指定します。既定では、ヒューリスティック分析は有効です。
<heuristicLevel> サブセクションで、メッセージのアンチウイルススキャンで実行するヒューリスティック分析のレベルを指定します。Light、Medium、Deep のいずれかのレベルを使用できます。ヒューリスティック分析の既定のレベルは Medium です。
# /opt/kaspersky/klms/bin/klms-control \
--set-settings <ScanLogic タスク ID> -f <設定ファイルの名前> または
--set-settings ScanLogic -n -f <設定ファイルの名前>