Kaspersky Security Center Web コンソールのインストールパラメータ

Linux で動作するデバイスに Kaspersky Security Center Web コンソールサーバーをインストールする場合、Kaspersky Security Center Web コンソールと管理サーバーの接続用のパラメータを含む応答ファイルを JSON 形式で作成する必要があります。

最小限のパラメータと、既定のアドレスとポートの内容を記載した応答ファイルの作成例は次のようになります:

{

"address": "127.0.0.1",

"port": 8080,

"defaultLangId": 1049,

"enableLog": false,

"trusted": "127.0.0.1|13299|/var/opt/kaspersky/klnagent_srv/1093/cert/klserver.cer|KSC Server",

"acceptEula": true,

"certPath": "/var/opt/kaspersky/klnagent_srv/1093/cert/klserver.cer",

"webConsoleAccount": "グループ 1:ユーザー 2",

"managementServiceAccount": "Group1:User2",

"serviceWebConsoleAccount": "Group1:User3",

"pluginAccount": "Group1:User4",

"messageQueueAccount": "Group1:User5"

}

Linux ALT オペレーティングシステム上に Kaspersky Security Center Web コンソールをインストールする場合、ポート番号 8080 はオペレーティングシステムによって使用されているため、ポート番号には 8080 以外の数字を指定する必要があります。

次の表で、応答ファイルで指定できるパラメータについて説明しています。

Linux で動作するデバイスへの Kaspersky Security Center Web コンソールのインストール用のパラメータ

パラメータ

説明

設定可能な値

address

Kaspersky Security Center Web コンソールサーバーのアドレス(必須)

文字列値

port

Kaspersky Security Center Web コンソールサーバーが管理サーバーに接続する際に使用するポート番号(必須)

数値

defaultLangId

ユーザーインターフェイスの言語設定(既定では 1033

対象言語を示す数字コード

  • ドイツ語:1031
  • 英語:1033
  • スペイン語:3082
  • スペイン語(メキシコ):2058
  • フランス語:1036
  • 日本語:1041
  • カザフ語:1087
  • ポーランド語:1045
  • ポルトガル語(ブラジル):1046
  • ロシア語:1049
  • トルコ語:1055
  • 簡体字中国語:4
  • 繁体字中国語:31748

値を指定しなかった場合は、英語が使用されます。

enableLog

Kaspersky Security Center Web コンソールの動作ログを有効にするかどうかの設定

ブール値:

  • true:ログ記録が有効になります(既定で選択)
  • false:ログ記録が無効になります

trusted

Kaspersky Security Center Web コンソールと接続する資格を付与する信頼する管理サーバーのリスト(必須)。各管理サーバーの指定内容には次のパラメータを含める必要があります:

  • 管理サーバーアドレス
  • Kaspersky Security Center Web コンソールで管理サーバーへの接続に使用する OpenAPI ポート(既定では 13299)
  • 管理サーバーの証明書のパス
  • ログインウィンドウで表示される管理サーバー名

パラメータは縦線(パイプ、|)で区切ります。複数の管理サーバーを指定する場合は、2 本の縦線(||)で区切ります。

文字列の形式は次の通りです:

"<サーバーアドレス>|<ポート>|<証明書のパス>|<サーバー名>"

例:

"X.X.X.X|13299|/cert/server-1.cer|サーバー 1||Y.Y.Y.Y|13299|/cert/server-2.cer|サーバー 2"

acceptEula

使用許諾契約書(EULA)の条項に同意するかどうかの設定使用許諾契約書の内容を記載したファイルは、インストールファイルと合わせてダウンロードされます(必須)。

ブール値:

  • true - 使用許諾契約書の内容をすべて確認し、理解した上で条項に同意します。
  • false - 使用許諾契約書の条項に同意しません(既定で選択)。

certDomain

新しい証明書を生成する場合は、このパラメータを使用して新しい証明書を生成するドメイン名を指定します。

文字列値

certPath

既存の証明書を使用する場合は、このパラメータを使用して証明書ファイルへのパスを指定します。

文字列値

パス "/var/opt/kaspersky/klnagent_srv/1093/cert/klserver.cer" を指定し、既存の証明書を使用します。カスタム証明書の場合、このカスタム証明書が保存されるパスを指定します。

keyPath

既存の証明書を使用する場合は、このパラメータを使用してライセンス情報ファイルへのパスを指定します。

文字列値

webConsoleAccount

Kaspersky Security Center Web コンソールサービスが実行されるアカウントの名前。

文字列の形式は次の通りです:"<グループ名>:<ユーザー名>"

例:"Group1:User1"

値が指定されていない場合、Kaspersky Security Center Web コンソールのインストーラーは、既定の名前「user_management_%uid%」で新しいアカウントを作成します。

managementServiceAccount

Kaspersky Security Center Web コンソール管理サービスが実行される特権アカウントの名前。

文字列の形式は次の通りです:"<グループ名>:<ユーザー名>"

例:"Group1:User1"

値が指定されていない場合、Kaspersky Security Center Web コンソールのインストーラーは、既定の名前「user_nodejs_%uid%」で新しいアカウントを作成します。

serviceWebConsoleAccount

Kaspersky Security Center Web コンソールを使用するアカウント名 サービスが実行されます。

文字列の形式は次の通りです:"<グループ名>:<ユーザー名>"

例:"Group1:User1"

値が指定されていない場合、Kaspersky Security Center Web コンソールのインストーラーは、既定の名前「user_svc_nodejs_%uid%」で新しいアカウントを作成します。

pluginAccount

Kaspersky Security Center 製品プラグインサーバーサービスが実行されるアカウントの名前。

文字列の形式は次の通りです:"<グループ名>:<ユーザー名>"

例:"Group1:User1"

値が指定されていない場合、Kaspersky Security Center Web コンソールのインストーラーは、既定の名前「user_web_plugin_%uid%」で新しいアカウントを作成します。

messageQueueAccount

Kaspersky Security Center Web コンソールメッセージキューサービスが実行されるアカウントの名前。

文字列の形式は次の通りです:"<グループ名>:<ユーザー名>"

例:"Group1:User1"

値が指定されていない場合、Kaspersky Security Center Web コンソールのインストーラーは、既定の名前「user_message_queue_%uid%」で新しいアカウントを作成します。

webConsoleAccountmanagementServiceAccountserviceWebConsoleAccountpluginAccount、または messageQueueAccount パラメータを指定する場合は、カスタムユーザーアカウントが同じセキュリティグループに属していることを確認してください。これらのパラメータが指定されていない場合、Kaspersky Security Center Web コンソールのインストーラーは既定のセキュリティグループを作成してから、このグループ内に既定の名前でユーザーアカウントを作成します。

関連項目:

Kaspersky Security Center で使用するポート

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