メインプラグインを使用したオブジェクトスキャンタスクの作成

Kaspersky Security メイン管理プラグインを使用して作成されたオブジェクトスキャンタスクにより、1 台の VMware vCenter Server によって管理され、かつ vCloud Director の組織の一部ではない仮想マシンをスキャンできます。

vCloud Director の組織の一部ではない仮想マシンのオブジェクトスキャンタスクを作成するには:

  1. Kaspersky Security Center 管理コンソールで、タスクを作成する管理グループを選択します。

    オブジェクトスキャンタスクの範囲を詳細に設定するため、KSC クラスターを含む管理グループにオブジェクトスキャンタスクを作成してください。これはグループタスクを意味します。オブジェクトスキャンタスクが 1 台以上の SVM(ローカルまたはグローバルタスクを意味する)に対して設定されている場合、タスク範囲の正しい設定は保証されません。

  2. 新規タスクウィザードを起動するには、作業領域で[タスク]タブを選択し、[新規タスク]をクリックします。
  3. ウィザードの最初のステップで、タスクの種別として[Kaspersky Security for Virtualization 6.0 Agentless] - [オブジェクトスキャン]を順に選択します。

    タスクウィザードの次のステップに進みます。

  4. ウィザードは Integration Server への接続を確立し、VMware 仮想インフラストラクチャに関する情報を取得します。

    Kaspersky Security Center の管理コンソールをホストするコンピューターがドメインに属している場合、またはドメインのアカウントが KLAdmins グループまたはローカル管理者のグループに属している場合、既定ではドメインユーザーアカウントが Integration Server への接続に使用されます。[ドメインアカウントを使用する]が既定でオンになっています。

    Integration Server 管理者のアカウント(admin)を使用する場合、[ドメインアカウントを使用する]をオフにし、管理者のパスワードを[パスワード]に入力します。

    Kaspersky Security Center 管理コンソールをホストするコンピューターがドメインに属していない場合、またはドメインには参加しているがドメインアカウントが KLAdmins グループまたは Integration Server をホストするコンピューターのローカル管理者グループに属していない場合、Integration Server 管理者(admin)アカウントのみが使用できます。管理者のパスワードを[パスワード]に入力します。

    Integration Server 管理者アカウント(admin)を使用して Integration Server への接続が確立できたら、管理者パスワードを保存できます。そのためには、[パスワードを保存]をオンにします。保存された管理者パスワードは、この Integration Server と次回接続が確立されたときに使用されます。前回の Integration Server への接続中に選択されていたチェックボックスをオフにすると、前回保存されていた Integration Server の管理者パスワードは削除されます。

    Kaspersky Security Center 管理コンソールをホストするコンピューターに Windows の更新プログラム KB 2992611 と KB 3000850 のいずれかまたはその両方がインストールされている場合、[パスワードを保存]を選択できない可能性があります。管理者パスワードを保存する機能を復元するための回避策としては、これらの Windows の更新プログラムをアンインストールするかナレッジベースの説明を参照しながらオペレーティングシステムのレジストリを編集することができます。

    タスクウィザードの次のステップに進みます。

    タスクウィザードは Integration Server から取得した SSL 証明書を確認します。取得した証明書にエラーがある場合、エラーメッセージを表示した[証明書の検証]ウィンドウが開きます。SSL 証明書は Integration Server へのセキュアな接続を確立するために使用されます。SSL 証明書に関する問題が警告された場合は、使用しているデータ転送チャネルがセキュリティで保護されているかを確認することを推奨します。取得した証明書の情報を表示するには、エラーメッセージを表示しているウィンドウで[取得した証明書の表示]をクリックします。Integration Server への次回接続時に証明書エラーメッセージを受け取らないようにするため、取得した証明書を信頼する証明書としてインストールできます。それには、[取得した証明書をインストールし、サーバー <Integration Server のアドレス> に関する警告の表示を停止する]をオンにします。

    接続を続行するには、[証明書の検証]ウィンドウで[続行]をクリックします。[取得した証明書をインストールし、サーバー <Integration Server のアドレス> に関する警告の表示を停止する]をオンにした場合、取得した証明書が、Kaspersky Security Center 管理コンソールがインストールされているコンピューターのオペレーティングシステムのレジストリに保存されます。また、Integration Server に対して以前にインストールされた信頼される証明書も確認されます。取得した証明書が以前にインストールされた証明書と一致しない場合、以前にインストールされた証明書を置き換えることを確認するウィンドウが開きます。以前にインストールされた証明書を Integration Server から取得した証明書で置き換えて接続を続行するには、このウィンドウで[はい]をクリックします。

    接続が確立された後、[VMware vCenter Server のリスト]ウィンドウが表示されます。スキャンする仮想マシンを管理する VMware vCenter Server を選択し、[OK]をクリックします。

  5. ウィザードのこのステップで、タスクの範囲を選択します。

    タスクウィザードの次のステップに進みます。

  6. 仮想マシンをスキャンするための設定を行います。

    タスクウィザードの次のステップに進みます。

  7. 必要に応じて、タスクのスキャン範囲を指定します。スキャンタスク中にスキャンまたはスキャンから除外する必要がある仮想マシンのファイルの場所と拡張子を指定します。

    タスクウィザードの次のステップに進みます。

  8. タスクの実行スケジュールを設定し、新規タスクウィザードの次のステップに進みます。
  9. 名前]フィールドにタスク名を入力し、新規タスクウィザードの次のステップに進みます。
  10. タスクウィザード終了後すぐにタスクを開始する場合は、[ウィザード完了後にタスクを実行する]をオンにします。

    ウィザードを終了します。

作成したオブジェクトスキャンタスクがタスクのリストに表示されます。[タスクスケジュールの設定]ウィンドウでタスク開始スケジュールを設定した場合は、そのスケジュールに従ってタスクが開始されます。タスクは手動でいつでも開始できます。

VMware vCenter Server を置き換えるか再インストールした場合、それ以前に作成されたオブジェクトスキャンタスクはすべて機能しなくなります。以前に作成されたオブジェクトスキャンタスクを使用するためには、そのタスクのプロパティで VMware vCenter Server に再接続する必要があります。

ページのトップに戻る