SNMP プロトコルを利用するネットワーク監視システムを使用して、仮想インフラストラクチャに導入された SVM のステータスに関する情報を取得できます。SNMP エージェントが SVM にインストールされます。SNMP エージェントは、組織のネットワーク監視システムに SVM ステータスを送信できます。SVM の動作設定を定義するアクティブポリシーで SNMP 監視が有効になっている場合、SVM にインストールされている SNMP エージェントはポート 161 を介して接続できるようになります。ネットワーク監視システムをエージェントに接続する時に指定するコミュニティ名は、「ksvsnmp」にする必要があります。接続されると、SNMP エージェントは組織内の SNMP 監視システムへの SVM ステータス情報の送信を開始します。
SNMP 監視が有効なポリシーがアクティブでない場合、SVM のステータスに関する情報は送信されません。
SNMP エージェントは、ファイル脅威対策がインストールされた SVM のステータスに関して次の情報を転送できます:
停止中か動作中かに関係なく過去 30 日間本製品が保護していたすべての保護対象仮想マシンの数。
ネットワーク脅威対策がインストールされた SVM については、SNMP エージェントは Kaspersky Security の nsmain プロセスによる RAM の使用状況(製品が再起動する上限値に対する割合)に関する情報を転送できます。
このデータはアプリケーションに固有で、本製品の一部として提供される MIB ファイル KSV-MIB.txt と KSVNS-MIB.txt に格納されます。これらのファイルを使用して、SVM に関する詳細情報を取得できます。また、他の MIB ファイルを使用して SVM から必要な情報を取得することもできます。
SNMP サービスへの不正なアクセスを防止するために、SNMP エージェントが SVM ステータスに関する情報を送信する IP アドレスのリストを制限できます。