本製品の機能コンポーネント
様々な脅威は、その種別に応じて本製品の個別の機能コンポーネントによって処理されます。各機能コンポーネントは、他のコンポーネントに関係なく有効化、無効化および設定できます。
次の機能コンポーネントが保護コンポーネントです:
- ファイルアンチウイルスは、保護対象仮想マシンのオペレーティングシステムのファイルシステムの感染を防止します。本製品の起動時に開始し、コンピューターのメモリ内で常時動作しています。また、保護対象仮想マシンのオペレーティングシステム上で開かれた、保存された、または起動されたすべてのファイルをスキャンします。ファイルアンチウイルスは、ファイルへのアクセス試行をすべて監視して、ファイルにウイルスなどのマルウェアがないかスキャンします。
- メールアンチウイルスは、送受信するメールにウイルスなどのマルウェアがないかスキャンします。
- ウェブアンチウイルスは、保護対象仮想マシンが送受信する Web トラフィックをスキャンして、悪意のある URL およびフィッシング URL のデータベースと照合し、URL をチェックします。
- ファイアウォールは、保護対象仮想マシンがインターネットまたはローカルエリアネットワークに接続されている時に、オペレーティングシステムに対する脅威となる可能性がある活動をすべてブロックして、保護対象仮想マシンに保管されている個人情報を保護します。ファイアウォールは、アプリケーションのネットワークルールとネットワークパケットルールの 2 種類のルールに従って、すべてのネットワーク活動をフィルタリングします。
- ネットワーク攻撃防御は、受信ネットワークトラフィックにおいて、ネットワーク攻撃に特有の活動があるかどうかをスキャンします。保護対象仮想マシンを標的としたネットワーク攻撃の試行を検知した場合、攻撃元コンピューターからのネットワーク活動をブロックします。
- システムウォッチャーは、保護対象仮想マシン上で、オペレーティングシステム内のアプリケーション活動状況に関する情報を受信し、より効果的な保護を提供するために、この情報を他のコンポーネントに提供します。システムウォッチャーのその他の機能として、リモートコンピューターから実行される動作を監視することで、共有フォルダーの外部からの暗号化を防ぐ機能があります。
次の機能コンポーネントが管理コンポーネントです:
- アプリケーション起動コントロールは、ユーザーによるアプリケーションの起動の試行を監視し、アプリケーションの起動を制御します。
- アプリケーション権限コントロールは、保護対象仮想マシンのオペレーティングシステム内のアプリケーション活動をログに記録し、アプリケーション権限コントロールによってアプリケーションが割り当てられたグループに応じて、アプリケーション活動を制限します。アプリケーションのグループごとにルールのセットが指定されます。これらのルールは、アプリケーションによる個人情報およびオペレーティングシステムリソースへのアクセスを制限します。個人情報には、ユーザーファイル(マイドキュメントフォルダー、クッキー、ユーザーの活動情報)や、最もよく使用されるアプリケーションの設定や重要なデータを含むファイル、フォルダー、レジストリキーがあります。
- デバイスコントロールは、情報源であるデバイス(ハードディスク、リムーバブルドライブ、CD/DVD など)、情報を送信するためのツール(モデムなど)、情報をハードコピーに変換するためのツール(プリンターなど)、保護対象仮想マシンへの接続にデバイスが使用するインターフェイス(USB、Bluetooth など)に対するアクセスの制限を柔軟に設定できます。
- ウェブコントロールでは、様々なユーザーグループの Web リソースへのアクセスに柔軟な制限を設定できます。
- システム変更監視は、保護対象仮想マシンのオペレーティングシステム上の変更を監視できます。
管理コンポーネントの動作は、次のルールに基づいています:
使用できる Light Agent のコンポーネントは、仮想マシンのゲストオペレーティングシステムにによって異なります。
Microsoft Windows デスクトップオペレーティングシステムで動作する仮想マシンでは、次の機能コンポーネントをインストールできます:
- すべての保護コンポーネント
- システム変更監視を除く管理コンポーネント
Microsoft Windows サーバーオペレーティングシステムで動作する仮想マシンでは、次の機能コンポーネントをインストールできます:
- 保護コンポーネント:
- ファイルアンチウイルス
- メールアンチウイルス
- ファイアウォール
- ネットワーク攻撃防御
- システムウォッチャー
- 管理コンポーネント:
Linux オペレーティングシステムで動作する仮想マシンには、ファイルアンチウイルス保護コンポーネントのみをインストールできます。
ページのトップに戻る