本製品のバージョン 6.0 からバージョン 6.1 へのアップグレード

Kaspersky Web Traffic Security の標準のアップグレード手順は現在使用できません。

本製品を 1 台のサーバーでアップグレードするには、本製品のバージョン 6.0 を削除してバージョン 6.1 をインストールする必要があります。

本製品のバージョン 6.0 をインストール済みのクラスタ(「クラスタ 6.0」と表記)を、バージョン 6.1 をインストール済みのクラスタ(「クラスタ 6.1」と表記)にアップグレードするには、次のシナリオを完了する必要があります:

  1. クラスタ 6.0 からの 1 台目のサーバーの削除

    セカンダリマスターサーバーを削除してクラスタのアップグレードを開始することを推奨します。その後、クラスタ 6.1 のコントロールロールのノードをこのサーバーにインストールできます。

  2. 製品バージョン 6.0 の削除
  3. 製品バージョン 6.1 のインストールと初期設定

    本製品は、DEB パッケージまたは RPM パッケージから、または ISO ファイルからインストールできます。

  4. クラスタ 6.1 の作成

    新しいクラスタを作成すると、コントロールノードロールがサーバーに割り当てられます。

  5. クラスタ 6.0 の設定のエクスポート
  6. クラスタ 6.1 への設定のインポート

    設定情報ファイルをインポートすると、コントロールロールのノードがすべてのクラスタノードに新しい設定を転送します。

    設定情報ファイルで指定されていない設定は変更されません。

  7. ワーカーサーバーのクラスタ 6.1 への移行

    各ワーカーサーバーで次の手順を完了する必要があります:

    1. クラスタの別のサーバーに対するトラフィック処理の割り当て

      アップグレードの途中でトラフィック処理が中断されないようにするには、事前に別のクラスタサーバーにトラフィック処理を切り替えることを推奨します。クラスタでロードバランサーが使用されている場合は、その設定情報ファイルを開き、アップグレード対象のワーカーサーバーの設定を含むエントリを削除する必要があります。

    2. クラスタ 6.0 からのワーカーサーバーの削除
    3. ワーカーサーバーからの製品バージョン 6.0 の削除
    4. 製品バージョン 6.1 のインストールと初期設定

      本製品は、DEB パッケージまたは RPM パッケージから、または ISO ファイルからインストールできます。

    5. クラスター 6.1 へのノードの追加

      クラスタ 6.1 にノードを追加すると、ノードにはセカンダリノードロールが割り当てられ、コントロールロールのノードから最新の設定を自動的に受信します。

    6. トラフィック処理の設定

      クラスタでロードバランサーが使用されている場合は、その設定情報ファイルを開き、セカンダリロールの新しいノードの設定を含むエントリを追加する必要があります。

  8. クラスタ 6.0 からのマスターサーバーの削除

    ワーカーサーバーをクラスタ 6.1 に移行した後は、マスターサーバーのみがクラスタ 6.0 に残ります。このサーバーを休止させるか、セカンダリロールのノードとしてクラスタ 6.1 に追加することができます(手順 7.3~7.6 を参照)。

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