物理サーバーからの本製品の削除

本製品を削除する前に、必要な準備作業を完了しておく必要があります。

本製品を物理サーバーから完全に削除するには、対象となるデータをランダムなデータで複数回上書きすることを推奨します。

物理サーバーから本製品を削除するには:

  1. CentOS の配布パッケージのLiveCD ブートイメージ(LiveKDE または LiveGNOME)をダウンロードします。

    本ページでは、LiveCD LiveGNOME の使用手順について説明します。

  2. LiveCD イメージを USB ドライブから使用できるように準備します。具体的な手順については、CentOS のナレッジベースを参照してください。
  3. Kaspersky Web Traffic Security をホストしているサーバーに USB ドライブを接続します。
  4. BIOS/UEFI の設定で、接続した USB ドライブを起動可能なドライブとして設定し、ドライブを読み込みます。
  5. コマンド入力用の端末アプリケーションを起動します。[Applications]メニューで、[System Tools]-[Terminal]の順に選択します。

    端末アプリケーションのコンソール画面が表示されます。

  6. ハードディスク名の情報を確認します。この操作には、次のコマンドを実行します:

    lsblk

  7. 表示されたリストで、[TYPE]列の値が「disk」となっている行を探します。ハードディスクの名前が、同じ行の[NAME]列に表示されています。
  8. ドライブ上のデータを 1 回だけ上書きする場合:
    • ドライブのデータを「0」で埋めるかたちで上書きするには、次のコマンドを実行します:

      sudo dd if=/dev/zero of=<ハードディスク名> bs=1M

    • ドライブをランダムなデータで上書きするには、次のコマンドを実行します:

      sudo dd if=/dev/urandom of=<ハードディスク名> bs=1M

  9. ドライブ上のデータを複数回上書きする場合:
    1. スクリプトファイルを用意します。この操作には、次のコマンドを実行します:

      echo "for n in \`seq 7\` ; do dd if=/dev/urandom of=/dev/sda bs=1M conv=notrunc ; done" > wipe

    2. スクリプトファイルを実行できるように権限を変更します。この操作には、次のコマンドを実行します:

      chmod a+x wipe

    3. スクリプトを実行します。この操作には、次のコマンドを実行します:

      sudo ./wipe

  10. 処理が完了するまで待ちます。上書きが完了すると、ドライブの空き容量が不足しているという通知が表示されます。
  11. USB ドライブをコンピューターから外します。
  12. サーバーを再起動し、ハードディスクから本製品を読み込めるかどうかを試します。

データを正常に削除できている場合、本製品を読み込むことはできません。

ページのトップに戻る