Kaspersky Endpoint Security Cloud 管理コンソールから、接続されたモバイルデバイスにコマンドを送信できます(デバイスの GPS 追跡やロックなど)。
デバイスにコマンドを送信するには:
[デバイス]セクションには、Kaspersky Endpoint Security Cloud に追加されたデバイスのリストが含まれています。
デバイスに関する詳細情報が表示されたページが開きます。ページの右側には、コマンドが送信された日時を含め、デバイスに送信されたコマンドのリストが表示されます。ページの左側には、デバイスで使用可能なコマンドのボタンを含む[コマンド]リストが表示されます。
ボタン名が[コマンド を中止 <選択したコマンド名>]に変わります。コマンドの実行には時間がかかります。実行すると、そのコマンドはページの右側の実行済みコマンドのリストに表示されます。
サポートされるコマンドの種類は、モバイルデバイスにインストールされているオペレーティングシステムによって異なります。
Android デバイスでサポートされているコマンドの種類
コマンド |
コマンドの実行結果 |
---|---|
ロック |
デバイスがロックされます。デバイスは、デバイスのプロパティで定義された 16 文字のコードでのみロックを解除できます。 |
ロック解除 |
PIN コードを使用したデバイスのロックが無効になります。以前に指定した PIN コードはリセットされます。 |
出荷時の設定にリセットする |
デバイス上のすべてのデータが削除されます。 |
GPS 追跡 |
デバイスの場所が特定されます。デバイスのプロパティページに、デバイスの場所を示す地図が表示されます。 |
遠隔アラーム |
デバイスから音声信号が出ます。デバイスがロックされます。 |
同期 |
セキュリティプロファイルは即時にデバイスに適用されます。次に、デバイスはすべてのイベントの詳細を Kaspersky Endpoint Security Cloud に送信します。 |
管理を無効にする |
[企業データを消去する]コマンドがデバイスに送信されます。ユーザーは、デバイスから Kaspersky Endpoint Security for Android を手動で削除するよう要求されます。Kaspersky Endpoint Security Cloud 管理コンソールで、デバイスは[削除対象としてマーク]リストに移動されます。 |
iOS および iPadOS デバイスでサポートされているコマンドの種類
コマンド |
コマンドの実行結果 |
---|---|
ロック |
デバイスがロックされます。 |
出荷時の設定にリセットする |
インストールされているすべての設定プロファイル、プロビジョニングプロファイル、iOS MDM プロファイルが削除されます。 |
企業データを消去する |
企業の Wi-Fi 設定、企業の連絡先の詳細、カレンダーなどの企業データが削除されます。 |
同期 |
セキュリティプロファイルは即時にデバイスに適用されます。 |
管理を無効にする |
[企業データを消去する]コマンドがデバイスに送信されます。Kaspersky Endpoint Security Cloud 管理コンソールで、デバイスは[削除対象としてマーク]リストに移動されます。 |