ユーザーデバイスが接続するネットワーク(ローカルネットワーク、パブリックネットワーク、許可するネットワーク)のステータスを指定できます。ファイアウォールは、ネットワークステータスに応じて、ネットワーク脅威からユーザーデバイスを保護する設定を定義します。
ネットワークは、IP アドレス範囲で指定されます。ユーザーデバイスの IP アドレスがネットワークの IP アドレス範囲に含まれる場合、ファイアウォールはこのネットワークのステータスに応じてデバイスを保護します。ユーザーデバイスの IP アドレスがネットワークの IP アドレス範囲に含まれない場合、ファイアウォールはデバイスのオペレーティングシステムのネットワークステータスに応じて、デバイスのネットワークステータスを決定します。このページ、およびデバイスのオペレーティングシステムで指定された IP アドレス以外のすべての IP アドレスは、パブリックネットワークの IP アドレスと認識されます。
既定では、ローカルネットワークとして指定される IP アドレス範囲は次の 3 つです:172.16.0.0/12、192.168.0.0/16、10.0.0.0/8。
例:
既定のネットワークをすべて削除し、ネットワーク 172.16.0.0/16 をローカルネットワークとして指定します。ユーザーデバイスには、IP アドレス範囲 172.16.55.0/24、192.168.5.0/24 からそれぞれ IP アドレスを取得する 2 つのネットワークアダプターがあります。両方のネットワークは、デバイスのオペレーティングシステムでパブリックネットワークとして定義されています。IP アドレス 172.16.55.0/24 は範囲 172.16.0.0/16 に含まれているため、ネットワーク 172.16.55.0/24 のステータスは定義済みの設定から取得され、ローカルネットワークとなります。定義済みの設定にはネットワーク 192.168.5.0/24 に相応な範囲が含まれていないため、デバイスのオペレーティングシステムからそのステータスを取得されるパブリックネットワークとなります。
ネットワークステータスを設定するには:
[セキュリティプロファイル]セクションには、Kaspersky Endpoint Security Cloud で設定されたセキュリティプロファイルのリストが表示されます。
セキュリティプロファイルのプロパティウィンドウには、すべてのデバイスで使用可能な設定が表示されます。
ファイアウォールの設定ページが表示されます。
[使用可能なネットワーク]ページが表示されます。
[ネットワーク接続]ウィンドウが開きます。
追加されたレコードは、[使用可能なネットワーク]ウィンドウのネットワークリストに表示されます。
[ネットワーク接続]ウィンドウが開きます。選択したネットワークに関する詳細が記載されています。
変更されたレコードは、[使用可能なネットワーク]ウィンドウのネットワークリストに表示されます。
削除されたレコードは、[使用可能なネットワーク]ウィンドウのネットワークリストから消去されます。
ネットワークリストが更新されます。
セキュリティプロファイルの適用後、指定したネットワークステータスと合致するルールに従って、ネットワーク脅威からユーザーデバイスが保護されます。
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